サンワサプライの「USB-10TCHPS39S」は、USB機器の接続から映像出力、パソコンへの給電までまとめて行えるUSB Type-Cハブです。
USB-C×2、USB-A×2、HDMI×1を搭載し、USBは最大10Gbps(理論値)のデータ転送に対応。さらに、HDMIは8K/30Hzや4K/120Hzの映像出力に対応し、USB PDではパソコンへ最大85Wの給電ができます。
「USBポートを増やしながらモニターも接続したい」「ノートパソコンへの給電もまとめたい」という方には、使い道の広い製品といえるでしょう。
一方で、有線LANやSD・microSDカードスロットは搭載していません。また、USB-Cポートはデータ転送やPDには対応していますが、USB-C接続のモニターには対応していない点にも注意が必要です。
この記事では、サンワサプライ USB-10TCHPS39Sについて、公式情報をもとに特徴やメリット・デメリット、おすすめな人をわかりやすく解説します。
サンワサプライ USB-10TCHPS39Sをレビュー|特徴と結論
USB-10TCHPS39Sは、USBの高速データ転送、HDMIによる映像出力、USB PD給電を1台にまとめたい方に注目したいUSB Type-Cハブです。
特にポイントとなるのが、USB-C×2とUSB-A×2の合計4ポートが最大10Gbps(理論値)のデータ転送に対応していることです。
さらに、HDMIは8K/30Hz・4K/120Hzに対応。最大85WのUSB PD給電にも対応しているため、対応するUSB PD充電器を用意すれば、周辺機器を使いながらノートパソコンへ給電できます。
一方、LANポートやカードリーダーはありません。
USB-C接続のモニターへの映像出力にも対応していないため、「何でも接続できる全部入りのドッキングステーション」というより、USB・HDMI・PDを中心に使いたい方に適した製品です。
USB-10TCHPS39Sはこちらです。
USB-10TCHPS39SはどんなUSB Type-Cハブ?
USB-10TCHPS39Sは、USB Type-Cでパソコンと接続する5in1タイプのUSBハブです。
搭載されている主なポートは次のとおりです。
| ポート | 搭載数・主な仕様 |
|---|---|
| USB Type-C | 2ポート/USB 10Gbps、PD&データ対応 |
| USB Type-A | 2ポート/USB 10Gbps |
| HDMI | 1ポート/8K/30Hz・4K/120Hz対応 |
USB-CとUSB-Aを2ポートずつ搭載しているため、外付けSSDやUSBメモリなど、複数のUSB機器を接続したい場合に便利です。
USBの最大データ転送速度は10Gbpsですが、これは規格上の理論値です。実際の転送速度は、接続するパソコンやUSB機器などの使用環境によって変わります。
また、USB Type-Cポートのうち1ポートは最大20W出力に対応しています。スマートフォンやタブレットなどの充電にも利用できます。
ただし、USB-C接続のモニターへの映像出力には対応していません。モニターやテレビへ映像を出力するときはHDMIを使用します。
USB-10TCHPS39Sの主なスペック
主な仕様をまとめました。
| 項目 | USB-10TCHPS39S |
|---|---|
| タイプ | USB Type-Cハブ/ドッキングステーション |
| パソコン側 | USB3.2 Gen2 Type-C |
| USB-C | 2ポート/USB 10Gbps、PD&データ対応 |
| USB-A | 2ポート/USB 10Gbps |
| 最大データ転送速度 | 10Gbps(理論値) |
| HDMI | 1ポート |
| 主な対応解像度 | 8K/30Hz、4K/120Hz、4K/60Hz、4K/30Hz |
| USB PD最大入力 | 100W |
| パソコンへのUSB PD最大出力 | 85W |
| 本体消費電力 | 15W |
| 電源供給方式 | バスパワー/セルフパワー(電源接続時) |
| ケーブル長 | 約15cm |
| サイズ | 約W126×D34×H14mm |
| 重量 | 約86g |
| LANポート | なし |
| カードリーダー | なし |
約86gと軽量で、厚さも約14mmです。
自宅やオフィスのデスクだけでなく、ノートパソコンと一緒に持ち運んで使いたい場合にも検討しやすいサイズでしょう。
価格と発売時期をチェック
USB-10TCHPS39Sは2026年6月にサンワサプライ公式サイトの新製品として公開され、価格.comでは2026年7月29日発売として掲載されています。
サンワサプライ公式の商品ページに掲載されている標準価格は10,010円(税込)です。
一方、価格.comでは確認時点で6,591円~となっており、実際の販売価格はショップによって異なります。
価格は変動するため、購入時には最新価格や送料、在庫状況を確認してください。
USB-10TCHPS39Sは、単にUSBポートを増やすだけでなく、高速データ転送・高解像度のHDMI出力・USB PD給電をまとめて使いたいかどうかが、購入判断のポイントになります。
USB-10TCHPS39Sの特徴を詳しく解説
ここからは、USB-10TCHPS39Sの特徴を詳しく見ていきます。
USB-C×2・USB-A×2を搭載し最大10Gbpsの高速転送に対応
USB-10TCHPS39Sには、USB Type-C×2とUSB Type-A×2が搭載されています。
4つのUSBポートはいずれもUSB 10Gbpsに対応しており、最大データ転送速度は10Gbps(理論値)です。
USB-C機器を使いながらUSB-A接続の周辺機器も利用できるため、USB-CとUSB-Aが混在している環境にも合わせやすくなっています。
ただし、10Gbpsは規格上の理論値です。実際の転送速度は、パソコン側のUSB規格や接続機器などによって変わります。
また、バスパワー使用時のUSBポートへの供給電流は全ポート合計で最大3000mAです。
接続する機器の消費電流が供給可能な電流を超える場合は正常に動作しないことがあるため、消費電力の大きな機器を接続するときは注意しましょう。
HDMIは8K/30Hz・4K/120Hzに対応
HDMIポートは8K/30Hzに加え、4K/120Hz・4K/60Hz・4K/30Hzに対応しています。
| 解像度 | 対応リフレッシュレート |
|---|---|
| 8K | 最大30Hz(7680×4320) |
| 4K | 120Hz・60Hz・30Hz |
高解像度だけでなく、高リフレッシュレートの4K映像出力にも対応している点が特徴です。
ただし、記載されている対応解像度を利用するには、パソコンがDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。
ディスプレイやHDMIケーブルなども目的の解像度・リフレッシュレートに対応しているか確認しておきましょう。
LEDで4K・8Kの接続状態を確認できる
USB-10TCHPS39Sならではの特徴が、映像出力の状態を確認できるLEDです。
接続解像度に応じてLEDの色が変わり、8Kではオレンジ、4K/60Hzではブルーなど、現在の映像出力状態を本体から確認する目安になります。
高解像度で接続したつもりでも、実際にどの状態で出力されているのか分かりにくい場合があります。
USB-10TCHPS39Sなら、パソコンの設定画面を開かなくてもLEDから4K・8Kの接続状況を確認しやすいのが特徴です。
最大85WのUSB PD給電に対応
USB-10TCHPS39Sは、USB PD最大100W入力、パソコンへの最大85W出力に対応しています。
対応するUSB PD ACアダプターを接続すれば、ハブでUSB機器やディスプレイを使用しながら、ノートパソコンへの給電も可能です。
ただし、100W入力した電力をそのまま100Wでパソコンへ出力できるわけではありません。
本体消費電力が15Wのため、パソコンへのUSB PD最大出力は85Wです。
USB PD対応ACアダプターも付属していないため、必要な場合は別途用意してください。
また、USB-Cポートのうち1ポートは最大20W出力に対応しています。スマートフォンやタブレットなどの充電にも利用でき、20W出力を利用する場合はメーカーがPD 100W対応ACアダプターを推奨しています。
USB-10TCHPS39Sのメリット
USB-10TCHPS39Sを選ぶメリットは、USBポートを増やすだけでなく、映像出力や給電まで1台にまとめられることです。
USB-CとUSB-Aを合わせて4ポート増設できる
USB-C×2とUSB-A×2を備えているため、新しいUSB-C機器と従来のUSB-A機器を一緒に使いやすいのがメリットです。
4ポートすべてが最大10Gbps(理論値)のデータ転送に対応しているので、外付けSSDなど高速転送を活用したい機器の接続にも向いています。
データ転送・HDMI出力・PCへの給電を1台にまとめられる
USB機器の接続、外部ディスプレイへの映像出力、ノートパソコンへのUSB PD給電を1台にまとめられます。
特にUSB-Cポートが少ないノートパソコンでは、1つの端子から複数の機能を利用できることがメリットです。
デスクで複数の周辺機器を使う方なら、接続をまとめやすくなるでしょう。
8K/30Hz・4K/120Hzの映像出力に対応している
HDMIが8K/30Hz・4K/120Hzに対応しているため、高解像度・高リフレッシュレート対応のディスプレイを活用したい方にも候補になります。
さらに、解像度に応じて色が変わるLEDを搭載しているため、映像出力の状態を確認しやすいのも特徴です。
ただし、目的の解像度・リフレッシュレートを利用できるかどうかは、パソコンやディスプレイなどの対応状況にも左右されます。
約86gと軽く持ち運びやすい
本体サイズは約W126×D34×H14mm、重量は約86gです。
USB-C×2、USB-A×2、HDMI×1を備えながら100gを下回るため、ノートパソコンと一緒に持ち運ぶUSB-Cハブとしても検討しやすいでしょう。
ケーブルも本体一体型なので、ケーブルだけを紛失する心配がないのもメリットです。
USB-10TCHPS39Sのデメリット・購入前の注意点
便利なUSB-10TCHPS39Sですが、すべての用途に対応できるわけではありません。
購入後に「使いたかった機能が使えなかった」とならないよう、次の点を確認しておきましょう。
USB-C接続のモニターには対応していない
USB Type-Cポートは2つありますが、USB-C接続のモニターには対応していません。
USB-Cポートはデータ転送やPDに対応していますが、USB-Cからモニターへ映像を出力する用途には使用できない点に注意してください。
外部ディスプレイへの映像出力にはHDMIを使用します。
USB-Cケーブルでモニターへ映像を出力したい方は、別の製品を検討したほうがよいでしょう。
8K・4K/120Hz出力にはパソコン側にも条件がある
8K/30Hzや4K/120Hzに対応していても、どのパソコンでも利用できるわけではありません。
対応解像度で映像を出力するには、パソコンがDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。
USB-Cは端子の形が同じでも、対応機能がパソコンによって異なります。
特に8K/30Hzや4K/120Hzを目的に購入する場合は、パソコン、ディスプレイ、ケーブルなどの対応規格を事前に確認してください。
USB PD対応ACアダプターは付属していない
最大85WのUSB PD給電に対応していますが、USB PD対応ACアダプターは付属していません。
USB PD給電を利用する場合は、パソコンに付属する対応ACアダプターを使用するか、必要に応じて別途用意します。
ACアダプターの出力が不足すると、パソコンによっては充電モードに入らない場合があります。
本体価格だけでなく、必要に応じてACアダプターの費用も考えておきましょう。
有線LANやSD・microSDカードスロットは搭載していない
USB-10TCHPS39Sには、有線LANポートやSD・microSDカードスロットがありません。
そのため、
・有線LANで接続したい
・カメラのSDカードを直接読み込みたい
・microSDカードを頻繁に使用する
といった方は、別途アダプターやカードリーダーが必要です。
反対に、LANやカードリーダーを使わない方なら大きなデメリットにはなりにくいでしょう。
USB-10TCHPS39Sがおすすめな人・おすすめしにくい人
USB-10TCHPS39Sは、高速USB・HDMI・PDという3つの機能を重視する方に向いています。
USB-10TCHPS39Sがおすすめな人
次のような方におすすめです。
・USB-CとUSB-Aの両方を増設したい人
・外付けSSDなどで高速データ転送を利用したい人
・HDMIで4K/120Hzや8K/30Hzの映像を出力したい人
・USB PDでノートパソコンへ給電したい人
・データ転送、映像出力、給電を1台にまとめたい人
・有線LANやSDカードスロットを必要としない人
特に、ノートパソコンからUSB機器と外部ディスプレイを使いながら、給電もまとめたい方と相性のよい製品です。
USB-CとUSB-Aを2ポートずつ備えているので、USB-Cへ移行しつつUSB-A機器も手元に残っている環境にも合わせやすいでしょう。
USB-10TCHPS39Sはこちらです。
USB-10TCHPS39Sをおすすめしにくい人
一方、次のような方にはおすすめしにくいです。
・USB-C接続のモニターへ映像を出力したい人
・有線LANポートが必要な人
・SD・microSDカードを直接読み込みたい人
・USB PD対応ACアダプターもセットになった製品が欲しい人
・USBポートを少し増やせれば十分な人
必要なのがUSBポートの増設だけなら、よりシンプルで価格を抑えたUSBハブでも十分な可能性があります。
「多機能だから」という理由だけで決めず、自分が実際に使う端子や機能がそろっているかで判断しましょう。
USB-10TCHPS39Sを購入する前に確認したいこと
最後に、購入直前に確認しておきたいポイントをまとめます。
パソコンのUSB-CがDisplayPort Alt Modeに対応しているか確認する
HDMIから目的の解像度で映像を出力するには、パソコン側がDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。
特に8K/30Hzや4K/120Hzを目的に購入する場合は、パソコンメーカーの仕様ページや取扱説明書でUSB-C端子の対応規格を確認しておきましょう。
ディスプレイやケーブル側の対応状況も確認が必要です。
必要なUSB PD充電器の出力を確認する
USB PD給電を利用する方は、使用するACアダプターの出力も確認してください。
USB-10TCHPS39Sは最大100W入力・パソコンへの最大85W出力に対応しています。
USB-Cポートから最大20Wの出力を利用する場合は、メーカーではPD 100W対応ACアダプターを推奨しています。
価格だけでなく送料や販売条件も確認する
価格.comでは確認時点で6,591円~ですが、販売価格は変動します。
購入するときは、本体価格だけでなく送料、在庫、発送予定、返品条件なども含めて比較するとよいでしょう。
サンワサプライ公式の標準価格とAmazon・楽天市場など各販売店の実売価格は異なる場合があります。
「最安価格だから」という理由だけで決めず、支払総額や販売条件まで確認して選ぶのがおすすめです。
サンワサプライ USB-10TCHPS39Sレビューまとめ
サンワサプライ USB-10TCHPS39Sは、USBの高速データ転送、HDMIによる映像出力、USB PD給電をコンパクトな1台にまとめたい方に向いたUSB Type-Cハブです。
USB-C×2とUSB-A×2はいずれも最大10Gbps(理論値)のデータ転送に対応。HDMIは8K/30Hz・4K/120Hzに対応し、USB PDではパソコンへ最大85Wの給電ができます。
特に、
・USB-CとUSB-Aをどちらも増設したい
・外付けSSDなどで高速データ転送を利用したい
・HDMIで高解像度・高リフレッシュレートの映像を出力したい
・ノートパソコンへの給電もハブにまとめたい
・LANやSDカードスロットは必要ない
という方におすすめです。
一方、USB-C接続のモニター、有線LAN、SD・microSDカードを使いたい方には向いていません。USB PD対応ACアダプターが付属していないことも確認しておきましょう。
USB-10TCHPS39Sは、すべての端子を詰め込んだドッキングステーションというより、USB・HDMI・PDという主要な機能を重視した製品です。
自分に必要な端子が合っているなら、高速データ転送・映像出力・給電をまとめられる便利な選択肢になるでしょう。
購入するときは、最新価格や在庫、送料も確認して選んでくださいね。
USB-10TCHPS39Sはこちらです。


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