サンワサプライの「USB-5TCHHP32BK」は、USB Type-Cポートに接続して、USBポートや映像出力端子をまとめて拡張できるUSB Type-Cハブです。
大きな特徴は、HDMI×2、またはHDMI+Type-Cの組み合わせで、最大2台のディスプレイへ映像を出力できること。
最大4K/60Hzの映像出力に対応するほか、USB A×2・USB Type-C×2を搭載し、最大85WのUSB PD給電にも対応しています。
「ノートPCで2画面のマルチディスプレイ環境を作りたい」「ディスプレイやUSB機器をまとめて接続したい」という方には、チェックしておきたい製品です。
一方で、4K/60Hzでの映像出力にはパソコン側に条件があり、PD対応ACアダプターも付属していません。
この記事では、サンワサプライ USB-5TCHHP32BKの特徴や搭載ポート、メリット・デメリット、購入前の注意点、おすすめな人について、公式情報をもとにわかりやすく解説します。
USB-5TCHHP32BKが自分のパソコン環境に合っているか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
サンワサプライ USB-5TCHHP32BKをレビュー|特徴を先にチェック
USB-5TCHHP32BKは、サンワサプライから2026年8月4日に発売された2画面出力対応のUSB Type-Cハブです。
USB Type-Cケーブル1本でパソコンに接続し、ディスプレイやUSB機器などをまとめて接続できます。
まずは主な仕様を確認してみましょう。
| 製品名 | USB-5TCHHP32BK |
|---|---|
| USBポート | USB Type-C×2、USB A×2 |
| 映像出力 | HDMI×2、USB Type-C×1 |
| 対応出力ディスプレイ数 | 最大2台 |
| 最大対応解像度 | 4K/60Hz(3840×2160) |
| 最大データ転送速度 | 5Gbps(理論値) |
| USB PD | 最大入力100W・最大出力85W |
| 電源供給方式 | バスパワー/セルフパワー(電源接続時) |
| ケーブル | 一体型・60cm |
| 重量 | 41g |
| HDR | 非対応 |
| ACアダプター | 付属なし |
USB-5TCHHP32BKは、USBポートを増やすだけのシンプルなハブというより、「2画面出力・USB機器の接続・PCへの給電を1台にまとめたい人向け」の製品です。
4K/60Hzの2画面出力に対応したUSB Type-Cハブ
USB-5TCHHP32BKで特に注目したいのが、2台のディスプレイへの映像出力に対応していることです。
接続方法は、主に次の2パターンです。
・HDMI+HDMI
・HDMI+USB Type-C
HDMI対応ディスプレイを2台使う場合だけでなく、Type-C対応ディスプレイを組み合わせることもできます。
最大対応解像度は4K/60Hz(3840×2160)です。
ただし、映像出力ポートはHDMI×2とUSB Type-C×1の合計3つありますが、同時に出力できるディスプレイは最大2台です。
また、4K/60Hzで出力するには、使用するパソコンがDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。
USB Type-C端子があるパソコンなら必ず映像を出力できるわけではないため、購入前にパソコンの仕様を確認しておきましょう。
USB-5TCHHP32BKの発売日・価格・基本スペック
USB-5TCHHP32BKの発売日は2026年8月4日です。
メーカーの標準価格は10,450円(税込)。価格.comでは、確認時点で7,221円~となっています。
販売価格はショップや時期によって変わるため、購入時には最新価格を確認してください。
本体重量は41gで、PC接続用のUSB Type-Cケーブルは60cmの一体型です。
60cmのケーブルなら、ノートPCをスタンドに載せた状態でもハブの置き場所を調整しやすくなります。
USB-5TCHHP32BKはこんな人におすすめ
USB-5TCHHP32BKは、特にノートPCをデスクでは複数のディスプレイや周辺機器につなぎ、外出時にはPCだけを持ち出したい人に向いています。
USB AとUSB Type-Cの両方を搭載しているため、キーボードやマウス、外付けストレージなどもまとめて接続できます。
さらに、対応するPD電源を用意すれば、最大85Wでパソコンなどへ給電しながら使用できます。
一方、LANポートやSD・microSDカードスロットは搭載されていません。
そのため、多数の端子を備えた大型ドッキングステーションより、2画面出力とUSBポートの拡張を中心にデスク環境を整えたい人に適しています。
USB-5TCHHP32BKのポートと搭載機能
USB-5TCHHP32BKは、USB Type-CとUSB Aの合計4つのUSBポートに加えて、2つのHDMIポートを搭載しています。
USB機器の接続だけでなく、2画面への映像出力やUSB PDによるパソコンへの給電にも対応しています。
USB Type-C×2・USB A×2を搭載
搭載するUSBポートは次の4つです。
・USB Type-C×2
・USB A×2
いずれもUSB 5Gbpsに対応しており、USBメモリや外付けストレージなどを接続できます。
2つのUSB Type-Cポートのうち1ポートは、映像出力やUSB PD給電にも対応したフルファンクションType-Cポートです。
また、バスパワー使用時の供給電流はUSB全ポート合計で最大3000mA。
接続機器の消費電流が供給能力を超える場合は、バスパワーで正常に動作しない可能性があります。
HDMI×2またはHDMI+Type-Cで2画面出力できる
2画面出力は、次の組み合わせに対応しています。
| 接続方法 | ディスプレイ1 | ディスプレイ2 |
|---|---|---|
| パターン1 | HDMI | HDMI |
| パターン2 | HDMI | USB Type-C |
一般的なHDMI対応モニターを2台使うなら「HDMI+HDMI」、Type-C対応ディスプレイも使うなら「HDMI+USB Type-C」と、環境に合わせて選べます。
なお、映像出力端子は3つありますが、同時出力できる外部ディスプレイは最大2台です。
最大4K/60Hzの映像出力に対応
映像出力は最大4K/60Hz(3840×2160)に対応しています。
ミラーモードと拡張モードに対応しており、拡張モードなら複数の画面に作業領域を広げられます。
ただし、4K/60Hzでの出力には、パソコン側がDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。
ディスプレイや接続ケーブルについても、使用したい解像度への対応を確認しておきましょう。
なお、HDRには対応していません。
USB PD最大入力100W・最大出力85WでPCへ給電できる
USB-5TCHHP32BKはUSB PDに対応しており、PD対応ACアダプターを接続すれば、対応するパソコンへ給電しながら使用できます。
ここで注意したいのが、「100W対応=パソコンへ100W出力できる」という意味ではないことです。
| USB PD最大入力 | 100W |
|---|---|
| 本体消費電力 | 15W |
| USB PD最大出力 | 85W |
USB PD最大入力は100Wですが、本製品の消費電力は15Wで、パソコンなどへの最大出力は85Wです。
また、USB PD対応ACアダプターは付属していません。
PD給電を利用する場合は、パソコンに付属する対応ACアダプターを使うか、別途用意する必要があります。
最大5Gbpsのデータ転送に対応
USBポートの最大データ転送速度は5Gbps(理論値)です。
USBメモリや外付けストレージなどを接続してデータをやり取りする用途にも利用できます。
ただし、5Gbpsは規格上の理論値であり、実際の転送速度は接続機器やパソコン、使用環境によって異なります。
USB 10Gbpsや20Gbpsなどの高速転送を重視する人より、映像出力と一般的なUSB機器の接続をまとめたい人向けです。
41gの薄型ボディと60cmの一体型ケーブル
USB-5TCHHP32BKは重量41gの薄型ハブです。
PC接続用のUSB Type-Cケーブルは本体と一体になっており、長さは60cmあります。
ノートPCスタンドを使用している場合でも、パソコンから少し離れた位置へハブを配置しやすいのが特徴です。
一方でケーブルは着脱式ではないため、好みの長さのケーブルへ交換することはできません。
USB-5TCHHP32BKのメリット
USB-5TCHHP32BKのメリットは、2画面への映像出力とUSBポートの拡張、USB PD給電を1台にまとめられることです。
特に、ノートPCを自宅やオフィスでは複数の周辺機器につないで使い、外出時にはPCだけを持ち出したい場合に便利な構成になっています。
1台でUSBポートの拡張と2画面出力ができる
USB-5TCHHP32BKなら、外部ディスプレイを2台つなぎながら、USB接続のキーボードやマウス、外付けストレージなどを接続できます。
それぞれに別の変換アダプターを用意する必要がなく、デスク周りの接続機器を1台にまとめやすいのがメリットです。
HDMIとType-Cから映像出力を選べる
「HDMI+HDMI」だけでなく、「HDMI+USB Type-C」の2画面出力にも対応しています。
現在はHDMIモニターを使っている方はもちろん、Type-C対応ディスプレイを組み合わせたい場合にも選択肢があります。
PCへ給電しながら周辺機器を接続できる
対応するPD電源を接続すれば、ハブを使用しながらパソコンへ最大85Wで給電できます。
ディスプレイやUSB機器をハブ側にまとめておけば、外出時にはパソコンにつながったType-Cケーブルを外すことで周辺機器との接続をまとめて解除できます。
ノートPCをデスクと外出先の両方で使う方には便利な使い方です。
60cmケーブルでノートPCスタンド使用時にも配置しやすい
PC接続用ケーブルが60cmあるため、ノートPCスタンドを使用している場合でもハブの設置場所を調整しやすくなっています。
ハブをパソコンのすぐ横ではなく、少し離れた位置へ置きたい場合にも便利です。
ソフトウェアのインストールなしで使える
対応するパソコンであれば、映像出力のために専用ソフトウェアをインストールする必要はありません。
ミラーモードや拡張モードを利用してマルチディスプレイ環境を構築できます。
ただし、映像出力にはパソコン側のDisplayPort Alt Mode対応が必要です。
USB-5TCHHP32BKのデメリット・購入前の注意点
USB-5TCHHP32BKには便利な機能がそろっていますが、購入前に確認しておきたい点もあります。
特に、パソコン側の映像出力への対応とUSB PD電源、必要なポートがそろっているかはチェックしておきましょう。
4K/60Hz出力にはPC側がDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要がある
USB Type-C端子は、見た目が同じでも対応する機能がパソコンによって異なります。
USB-5TCHHP32BKから映像を出力するには、パソコン側のUSB Type-CポートがDisplayPort Alt Modeに対応している必要があります。
さらに4K/60Hzで出力する場合は、DP1.4以上への対応が必要です。
「USB Type-C端子があるから使える」と判断せず、パソコンメーカーの仕様表などで確認してから購入しましょう。
映像出力端子は3つあるが同時出力は2画面まで
HDMI×2と映像出力対応USB Type-C×1がありますが、外部ディスプレイへの同時出力は最大2台です。
3台の外部ディスプレイへ同時出力したい方には向いていません。
PD対応ACアダプターは付属していない
USB PD給電を利用するためのACアダプターは付属していません。
パソコンに付属する対応ACアダプターを使用するか、別途PD対応ACアダプターを用意する必要があります。
また、ACアダプターの出力が不足すると、パソコンによっては充電モードに入らない場合があります。
100W入力でもPCへの給電は最大85W
USB PD最大入力は100Wですが、パソコンなどへの最大出力は85Wです。
85Wを超える給電が必要なノートPCでUSB PD給電を重視する場合は、必要な電力を満たせるか確認しておきましょう。
HDRには対応していない
最大4K/60Hzの映像出力には対応していますが、HDRには対応していません。
一般的な事務作業やWeb閲覧が中心なら大きな問題になりにくいものの、HDRコンテンツの視聴などを重視する方は注意が必要です。
LANポートやSDカードスロットは搭載していない
USB-5TCHHP32BKはUSBと映像出力を中心とした構成で、有線LANポートやSD・microSDカードスロットは搭載していません。
有線LANやカードリーダーまで1台にまとめたい方は、より多くの端子を搭載したドッキングステーションも比較してみましょう。
反対に、これらが不要なら、必要以上に端子を増やさないシンプルな構成ともいえます。
購入前のチェックポイントをまとめます。
| チェック項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 映像出力 | PCがDisplayPort Alt Modeに対応しているか |
| 4K/60Hz | PCがDP1.4以上に対応しているか |
| 画面数 | 外部ディスプレイ最大2台で足りるか |
| USB PD | 最大85W出力でPCに必要な給電をまかなえるか |
| ACアダプター | 必要な出力のPD対応ACアダプターを用意できるか |
| 端子 | LAN・SDカードスロットなしでも問題ないか |
| HDR | HDR非対応でも問題ないか |
USB-5TCHHP32BKの接続方法と対応機器
USB-5TCHHP32BKは、パソコンのUSB Type-Cポートに一体型ケーブルを接続して使用します。
そのうえで、必要なディスプレイやUSB機器、PD対応ACアダプターをハブ側へ接続します。
パソコンとディスプレイを接続する方法
基本的な接続の流れは次のとおりです。
1.USB-5TCHHP32BKの一体型USB Type-Cケーブルをパソコンへ接続する
2.ディスプレイをHDMIまたは映像出力対応USB Type-Cポートへ接続する
3.必要に応じてUSB A・USB Type-CポートへUSB機器を接続する
2台の外部ディスプレイを使用する場合は、「HDMI+HDMI」または「HDMI+USB Type-C」で接続します。
映像出力にはパソコン側のDisplayPort Alt Mode対応が必要なので、接続前に確認しておきましょう。
USB PD給電を利用する方法
USB PD給電を利用する場合は、PD対応ポートへUSB PD対応ACアダプターを接続します。
USB PD最大入力は100W、パソコンなどへの最大出力は85Wです。
ACアダプターは付属していないため、手持ちの対応品を利用するか別途用意してください。
また、USB PDを利用する場合は、パソコン側もUSB PDに対応している必要があります。
対応OSと接続前に確認したいポイント
公式ページでは、対応OSとしてWindows、macOS、iPadOS、iOS、Android、ChromeOSが案内されています。
ただし、対応OSであればすべての機能が必ず使えるという意味ではありません。
特に映像出力を利用する場合は、使用する機器のUSB Type-CポートがDisplayPort Alt Modeに対応しているか確認しましょう。
OSは今後更新される可能性があるため、購入時にはサンワサプライ公式ページで最新の対応状況を確認するのがおすすめです。
USB-5TCHHP32BKがおすすめな人・おすすめしにくい人
USB-5TCHHP32BKは、USBポートを増やすだけでなく、2画面出力やUSB PD給電までまとめたい方に向いています。
一方、多数の端子を1台に集約したい場合には、別のドッキングステーションのほうが適していることもあります。
USB-5TCHHP32BKがおすすめな人
USB-5TCHHP32BKは、次のような方におすすめです。
・ノートPCから2台の外部ディスプレイへ出力したい人
・HDMIだけでなくType-C対応ディスプレイも活用したい人
・USB AとUSB Type-Cの両方を増やしたい人
・ディスプレイやUSB機器を1台のハブにまとめたい人
・USB PDでノートPCへ給電しながら使いたい人
・ノートPCスタンドを使っていて、60cm程度の接続ケーブルが欲しい人
特に相性がよいのは、ノートPCを自宅やオフィスではデスクトップPCのように使いたい方です。
2画面出力、USB機器の接続、PCへの給電をまとめられるため、デスクでは複数の周辺機器を使い、外出時にはノートPCだけを持ち出すスタイルに向いています。
USB-5TCHHP32BKをおすすめしにくい人
一方、次のような方にはおすすめしにくい場合があります。
・3台以上の外部ディスプレイへ同時出力したい人
・有線LANもハブへまとめたい人
・SD・microSDカードを頻繁に使用する人
・HDR対応を重視する人
・85Wを超えるUSB PD給電が必要な人
・USB 10Gbps以上の高速なデータ転送を重視する人
・PD対応ACアダプターまで付属する製品が欲しい人
USB-5TCHHP32BKは、何でも搭載した多機能ドッキングステーションというより、「2画面出力+USB A・Type-Cの拡張+USB PD給電」という用途に合う人向けの製品です。
必要な端子と使いたい機能がそろっているかを確認して選ぶと、購入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
サンワサプライ USB-5TCHHP32BKレビューまとめ
サンワサプライ USB-5TCHHP32BKは、2画面出力とUSBポートの拡張、USB PD給電をコンパクトな1台にまとめたい方に向いているUSB Type-Cハブです。
HDMI×2、またはHDMI+USB Type-Cの組み合わせで最大2台の外部ディスプレイへ出力でき、最大4K/60Hzにも対応しています。
USB A×2・USB Type-C×2を搭載しているため、ディスプレイだけでなくUSB機器もまとめて接続できます。
購入前に特に確認したいのは、次の3点です。
・映像出力に使うPCがDisplayPort Alt Modeに対応しているか
・最大85WのUSB PD出力で必要な給電をまかなえるか
・LANやSDカードスロットがなくても困らないか
この3点に問題がなく、「ノートPCを2画面のデスク環境で使いたい」「USB機器とPCへの給電も1台にまとめたい」という方なら、USB-5TCHHP32BKは選択肢に入れやすいでしょう。
販売価格はショップや時期によって変動するため、購入時には最新価格を確認してみてください。


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