オーディオテクニカ ATH-AL5NCをレビュー!音質やノイキャン・特長を解説

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オーディオテクニカの「ATH-AL5NC」は、開放型ヘッドホンにアクティブノイズキャンセリングを組み合わせたワイヤレスヘッドホンです。

「開放型なのにノイキャンってどういうこと?」
「音質はいい?」
「普通のノイズキャンセリングヘッドホンとは何が違う?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

ATH-AL5NCの大きな魅力は、開放型らしい自然な音の広がりや蒸れにくさを活かしながら、エアコンの音や走行ノイズなどの気になる雑音を抑えられることです。

新設計のφ53mmドライバーを搭載し、高音質コーデックのLDACにも対応。さらに約240gの軽量設計、最大約75時間の連続再生、音漏れ抑制モードなど、普段使いしやすい機能も充実しています。

一方で、開放型なので「周囲の音をできるだけ遮断したい」「音漏れを極力避けたい」という方には、一般的な密閉型ヘッドホンの方が合う可能性があります。

この記事では、ATH-AL5NCの音質やノイズキャンセリング、装着性、音漏れなど、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説します。

※この記事ではメーカー公式情報に加え、実機を使用した第三者のレビューも参考にしています。筆者自身による実機レビューではないため、使用感については第三者による評価と分けて紹介します。

オーディオテクニカ ATH-AL5NCをレビュー!結論は開放感とノイキャンを両立したい人におすすめ

ATH-AL5NCは、開放型ヘッドホンならではの自然な音の広がりや通気性と、ノイズキャンセリングの両方が欲しい方に注目してほしいヘッドホンです。

一般的なノイズキャンセリングヘッドホンには、耳を覆う密閉型が多くあります。

ATH-AL5NCは開放型構造を採用しており、外の音を自然に取り入れながら、エアコン音や走行ノイズなど低~中音域の不要な雑音をノイズキャンセリングで抑えるのが特徴です。

ノイズキャンセリングの強度も、

・Home

・Airplane

の2種類から使用環境に合わせて切り替えられます。

さらに、新設計のφ53mmドライバーやLDACに対応しているので、音質にもこだわりたい方にうれしい仕様です。

約240gと比較的軽量で、開放型による通気性と低側圧を意識した設計になっているのもポイント。

そのため、

・開放型ヘッドホンの音が好き

・密閉型の蒸れや締め付け感が気になる

・自宅やオフィスで長時間使いたい

・エアコンなどの雑音を抑えたい

・音質だけでなく快適性も重視したい

という方とは相性のよいモデルと考えられます。

ただし、開放型という性質上、音漏れを完全に防げるわけではありません。

ATH-AL5NCには音漏れ抑制モードも搭載されていますが、音漏れを完全に防ぐ機能ではないため、周囲に人がいる場所では音量にも注意しましょう。

オーディオテクニカ 開放型ワイヤレスヘッドホン ATH-AL5NC ブラック
created by Rinker

ATH-AL5NCの特長・スペック

ATH-AL5NCの主なスペックをまとめると、次のようになります。

項目ATH-AL5NC
型式オープンエアーダイナミック型
ドライバーφ53mm
再生周波数帯域20~40,000Hz
ノイズキャンセリング対応(Home/Airplane)
BluetoothVer.5.3
対応コーデックLDAC/AAC/SBC
連続再生時間最大約50時間(ANC ON)
最大約75時間(ANC OFF)
充電時間約3.5時間
急速充電15分の充電で最大約8時間再生
ANC ON時は約5時間
マルチポイント対応(2台同時接続)
有線接続対応
質量約240g
発売日2026年9月18日

スペックの中でも注目したいのが、「開放型」「ノイズキャンセリング」「φ53mmドライバー」「LDAC対応」という組み合わせです。

単に周囲の音を強く遮断することを目的とするのではなく、開放型のメリットを残しながら、日常で気になりやすい雑音を抑える方向に設計されています。

また、ノイズキャンセリングをOFFにすれば最大約75時間、ONでも最大約50時間の連続再生が可能です。

自宅で仕事や音楽、映画などに長時間使いたい場合にも、充電の手間を減らしやすいでしょう。

ATH-AL5NCの音質は?開放型らしい自然な広がりが魅力

ATH-AL5NCの音質でポイントになるのが、開放型構造と新設計の大口径φ53mmドライバーです。

オーディオテクニカでは、音の空気感や広がりに加えて、ボーカルや楽器の質感を自然に描写することを特徴として挙げています。

実機を試聴した第三者レビューでは、AAC・SBC接続時について、重低音を強く押し出すタイプではなく、中音域に適度な厚みがあり、ボーカルに焦点が当たりやすい音質傾向と評価されています。

特にボーカルを中心にJ-POPやJ-ROCK、アニソンなどを楽しみたい方はチェックしておきたいところです。

ただし、音質の好みには個人差があります。

重低音の迫力を最優先するというより、開放型ならではの広がりやボーカル・楽器の自然な聴こえ方を重視する方が検討しやすいモデルといえるでしょう。

53mmドライバーによる広がりのあるサウンド

ATH-AL5NCには、新しく設計された大口径φ53mmドライバーが搭載されています。

開放型はハウジングを密閉しない構造のため、自然な音の広がりを得やすいのが特徴です。

ATH-AL5NCも、この構造を活かして空気感や定位の良さを表現することを狙った設計になっています。

密閉されたような聴こえ方が苦手な方や、開放感のあるサウンドを楽しみたい方には魅力的なポイントです。

LDAC対応でワイヤレスでも高音質を楽しめる

ATH-AL5NCは、SBC・AACに加えて高音質コーデック「LDAC」に対応しています。

LDACでは最大96kHz/24bitに対応しており、対応するスマートフォンやオーディオプレーヤーと組み合わせれば、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音源を楽しめます。

実機を使用した第三者レビューでも、LDAC接続ではAAC・SBC接続時と比べて、低域の自然さや中~高音域の細かな表現などに違いを感じたと評価されています。

対応するAndroidスマートフォンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を持っている方は、LDACを活用してみる価値がありそうです。

ただし、LDAC使用時には低遅延モードを利用できません。

音質を優先するならLDAC、ゲームや動画で音の遅れを抑えたいなら低遅延モードというように、用途に応じて使い分けましょう。

イコライザーで好みの音質に調整できる

専用アプリ「Connect」を使えば、音質を自分好みに調整することもできます。

オリジナル(フラット)に加えて4つのプリセットイコライザーが用意されているほか、自分で細かく調整することも可能です。

調整方法も、直感的に扱いやすいグラフィックイコライザーと、より細かな設定ができるパラメトリックイコライザーから選べます。

標準の音質が好みと少し違っていても、自分がよく聴く音楽に合わせて調整できるのはうれしいポイントです。

ATH-AL5NC最大の特長は「開放型×ノイズキャンセリング」

ATH-AL5NCを選ぶ最大の理由になりそうなのが、開放型ヘッドホンでありながらアクティブノイズキャンセリングを搭載していることです。

一般的な密閉型ANCヘッドホンのように外部の音をできるだけ遮断するのではなく、開放型らしい外とのつながりを残しながら、低~中音域の不要な雑音を抑えることを狙っています。

例えば、エアコンの動作音や走行ノイズなど、音楽や作業の邪魔になりやすい音を低減します。

「周囲から完全に切り離されるのは苦手だけれど、エアコンなどの一定の雑音は気になる」という方にとって、一般的な密閉型ANCヘッドホンとは違った選択肢になります。

HomeとAirplaneの2つのモードを使い分けられる

ノイズキャンセリングの強度は「Home」と「Airplane」の2種類から選択できます。

メーカーでは、騒音の少ない環境では自然な抑制、騒音が大きな環境ではより力強いノイズ低減というように、使用するシーンに合わせて切り替えられると説明しています。

第三者による実機レビューでも、Homeではエアコンや車の走行音などを抑えつつ、人の声など周囲の音もある程度聞こえると評価されています。

AirplaneではHomeよりもノイズ低減効果が強く、継続的な低周波ノイズなどにも効果を感じたとされています。

そのためATH-AL5NCは、「どんな音もできるだけ消す」というより、使用する場所に合わせてノイズキャンセリングの強さを選ぶヘッドホンと考えるとわかりやすいでしょう。

音楽を流さずノイキャンだけ使うこともできる

ATH-AL5NCには「スタンドアローンモード」も搭載されています。

Bluetooth機器へ接続しなくても、ヘッドホン単体でノイズキャンセリングだけを使用できる機能です。

例えば、

・仕事や勉強に集中したい

・エアコンの音が気になる

・音楽は流したくないけれど周囲の雑音を減らしたい

・リラックスタイムに静かな環境を作りたい

といった場面で活用できます。

Bluetooth通信を行わないためバッテリー消費も抑えられ、スタンドアローンモードではHome使用時に最大約100時間、Airplane使用時に約80時間利用できます。

音楽鑑賞だけでなく、集中したいときにも活用できるのがATH-AL5NCの特徴です。

約240gで蒸れにくく、長時間使いやすい設計

ATH-AL5NCは、約240gの軽量設計です。

さらにオーディオテクニカでは、長時間でも快適に使えるよう、側圧を抑えた装着感や開放型ならではの通気性にもこだわっています。

密閉型ヘッドホンは耳の周囲が覆われるため、人によっては長時間の使用で蒸れが気になることがあります。

その点、ATH-AL5NCは開放型なので熱がこもりにくく、自宅での音楽鑑賞や仕事など、長時間ヘッドホンを装着することが多い方にも注目したい設計です。

実機を使用した第三者レビューでも、約240gという軽さに加えて、側圧や蒸れにくさなどが装着感のよさとして評価されています。

ただし、頭や耳の形によって装着感は変わります。

誰でも疲れにくいと断定できるものではありませんが、重量・側圧・通気性を考慮した設計になっていることは、長時間使用する方にとって大きなポイントでしょう。

音漏れは大丈夫?音漏れ抑制モードも搭載

ATH-AL5NCを購入する前に、特に理解しておきたいのが音漏れです。

開放型ヘッドホンは、ハウジングを密閉しないことで自然な音の広がりや通気性を得られる反面、構造上、周囲へ音が漏れやすくなります。

ATH-AL5NCには、この点をカバーする「音漏れ抑制モード」が搭載されています。

音漏れしやすい周波数帯域を抑えることで、電車やカフェなど周囲への配慮が必要な場面でも使いやすくする機能です。

ただし、音漏れ抑制モードをONにしても音漏れが完全になくなるわけではありません。

また、このモードでは音漏れしやすい周波数帯域を抑えるため、通常時とは音の聴こえ方も変わります。

そのため、

「自宅では通常の状態で開放型サウンドを楽しむ」
「周囲に人がいるときは音漏れ抑制モードを使う」

というように、場所によって使い分けるとよいでしょう。

電車や静かな公共スペースなどでは、音漏れ抑制モードだけに頼らず、音量にも注意が必要です。

ATH-AL5NCの便利な機能

ATH-AL5NCには、音質やノイズキャンセリング以外にも普段使いに便利な機能が搭載されています。

ここでは、購入前に知っておきたいものに絞って紹介します。

最大約75時間使えるロングバッテリー

連続再生時間は、ノイズキャンセリングOFFで最大約75時間、ONでも最大約50時間です。

さらに急速充電にも対応し、15分の充電で最大約8時間再生できます。

ANC ONの場合は、15分の充電で約5時間です。

充電を忘れていたときでも、短時間の充電で長く使えるのは便利ですね。

なお、実際の使用時間は使用条件によって変わります。

スマホとPCを同時接続できるマルチポイント

ATH-AL5NCは、2台のBluetooth機器へ同時に接続できるマルチポイントに対応しています。

例えば、

・スマートフォン+パソコン

・スマートフォン+タブレット

といった組み合わせで接続できます。

仕事中はパソコンで音楽や動画を楽しみ、スマートフォンに着信があったときはペアリングし直さず対応するといった使い方ができます。

スマホとパソコンの両方でワイヤレスヘッドホンを使う方に便利な機能です。

動画やゲームに便利な低遅延モード

動画視聴やゲームでは、画面と音声のズレが気になることがあります。

ATH-AL5NCは低遅延モードに対応しており、音と映像のズレを抑えられます。

ただし、低遅延モードを使用すると、障害物や電波状況によってBluetooth通信が途切れやすくなる場合があります。

また、LDAC選択時には低遅延モードがOFFになります。

高音質を重視するときはLDAC、動画やゲームなど遅延を抑えたいときは低遅延モードというように、用途に合わせて選びましょう。

有線接続でもノイズキャンセリングが使える

ATH-AL5NCはワイヤレスだけでなく、付属の1.2mコードを使った有線接続にも対応しています。

さらに有線接続中でもノイズキャンセリングを利用できます。

Bluetoothを使わずに音楽や映画を楽しみたい場合など、使用環境に合わせて接続方法を選べるのも便利です。

ATH-AL5NCを購入する前に知っておきたい注意点

ATH-AL5NCを購入するうえで特に理解しておきたいのは、一般的な密閉型ANCヘッドホンとは目的が少し異なることです。

開放型ならではの自然な外音の聞こえ方を残しながら、不要な雑音を抑えることを狙った製品なので、周囲の音をできるだけ遮断したい方は密閉型のノイズキャンセリングヘッドホンも比較した方がよいでしょう。

また、音漏れ抑制モードは便利ですが、完全に音漏れを防ぐ機能ではありません。

機能面では、LDAC選択時に低遅延モードがOFFになることにも注意が必要です。

「高音質と低遅延を常に同時に使える」と考えるのではなく、用途に合わせて切り替える機能と考えておきましょう。

ATH-AL5NCがおすすめな人・おすすめしにくい人

ここまでの特徴を踏まえると、ATH-AL5NCは次のような方におすすめです。

ATH-AL5NCがおすすめな人

・開放型ならではの自然な音の広がりを楽しみたい人

・密閉型ヘッドホンの蒸れや締め付け感が気になりやすい人

・自宅やオフィスで長時間ヘッドホンを使いたい人

・開放型でもエアコンなどの雑音は抑えたい人

・LDAC対応のワイヤレスヘッドホンを探している人

・軽さやバッテリー持ちも重視したい人

特に注目したいのは、「開放型が好きだけれど、周囲の雑音が気になる」という方です。

開放型のメリットを活かしながらノイズキャンセリングを利用できることが、ATH-AL5NCを選ぶ大きな理由になります。

反対に、次のような方は慎重に検討した方がよいでしょう。

ATH-AL5NCをおすすめしにくい人

・周囲の音をできるだけ強く遮断したい人

・音漏れをできるだけ避けたい人

・静かな公共スペースでの使用が多く、音漏れを特に重視する人

・迫力のある重低音を最優先したい人

なお、重低音については、第三者による実機レビューで報告されている音質傾向をもとにしています。

特に遮音性と音漏れ対策を最優先するなら、ATH-AL5NCの開放型という特徴そのものが希望と合わない可能性があります。

「ノイズキャンセリングがあるから密閉型と同じように使える」と考えるのではなく、開放型の聴き心地を残しながら気になる雑音を減らすヘッドホンと考えて選ぶのがポイントです。

開放型ならではの自然な音や快適性に魅力を感じるなら、ATH-AL5NCをチェックしてみてください。

オーディオテクニカ 開放型ワイヤレスヘッドホン ATH-AL5NC ブラック
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まとめ:ATH-AL5NCは開放型の快適さとノイキャンを両立した個性的なヘッドホン

オーディオテクニカ ATH-AL5NCは、開放型ヘッドホンの自然な音の広がりや通気性を活かしながら、ノイズキャンセリングも利用できるワイヤレスヘッドホンです。

新設計のφ53mmドライバーに加え、LDAC、音漏れ抑制モード、マルチポイント、低遅延モード、有線接続などにも対応しています。

約240gの軽量設計で、ANC OFFなら最大約75時間再生できるため、自宅での音楽鑑賞から仕事、動画視聴まで幅広く使いやすいでしょう。

ただし、ATH-AL5NCを選ぶうえで大切なのは、一般的な密閉型ANCヘッドホンとの違いを理解しておくことです。

音漏れ抑制モードを使っても音漏れを完全に防げるわけではなく、周囲の音をできるだけ強く遮断することを最優先した製品でもありません。

そのため、ATH-AL5NCは「強い遮音性」よりも「開放型らしい自然な聴き心地と、必要な雑音を抑えられること」を重視する方に適したモデルといえます。

密閉型の蒸れや締め付け感が気になっていた方や、開放型を使いたいけれどエアコンなどの環境音が気になっていた方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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