はじめて加湿器を選ぶとき、どれにするか迷ってしまいますよね。とくに象印のスチーム式「EE-RU35」と「EE-RU50」は見た目がそっくり。ですが、実は「お部屋の広さ」や「タンク容量」「電気代の目安」などにしっかり違いがあります。この記事では、女性の暮らし目線でやさしく、丁寧にポイントを解説。公式情報と価格動向も確認しながら、あなたにぴったりの1台を見つけるお手伝いをします。
象印スチーム式加湿器の基本情報
象印スチーム式加湿器とは?仕組みと特徴
スチーム式は、水をいったん沸とうさせてから蒸気を出す方式。象印はこの蒸気を独自の冷却構造で約65℃まで冷まして吹き出すので、清潔さと安心感のバランスが魅力です。さらにフィルター不要の広口容器で、サッと拭きやすくお手入れが簡単。お手入れは「クエン酸洗浄モード」を使えば定期的にラクにリフレッシュできます。スイッチ操作もシンプルで、迷わず使えるのがうれしいですね。
EE-RU35の主な仕様と機能
EE-RU35はタンク2.2L・加湿量350mL/hのコンパクトモデル。適用床面積は木造~6畳/プレハブ~10畳が目安です。連続加湿は強約6時間・弱約27時間と長く、就寝時は弱運転で朝までしっかり。センサーによる自動加湿3段階(しっかり・標準・ひかえめ)、湿度モニター、入6時間/切2時間タイマー、湯沸かし音セーブなど日常使いにうれしい機能を完備しています。
EE-RU50の主な仕様と機能
EE-RU50はタンク3.0L・加湿量480mL/hで、木造~8畳/プレハブ~13畳まで対応する少しパワフルなモデル。連続加湿は強約6時間・弱約24時間で、リビングやダイニングなど、人が集まる空間にぴったり。操作系や安心機能はEE-RU35と共通で、感覚的に使えるのがポイントです。
両モデルの共通点(安全設計・フィルター不要・シンプル操作)
どちらもフィルター不要×広口容器でお手入れ簡単。安全面ではチャイルドロック/ふた開閉ロック/転倒湯もれ防止構造に加え、空だき防止・転倒時自動オフ・マグネットプラグ・ブザー報知など、万一のときにも配慮されています。表示は見やすい湿度モニター、入・切タイマー、夜間に配慮した湯沸かし音セーブも共通。家族でも一人暮らしでも扱いやすい設計です。


EE-RU35とEE-RU50の違いを徹底比較
デザインとサイズの違い
見た目は同じテイストですが、高さに差があります。EE-RU35は24×26×27.5cm、EE-RU50は24×26×31.5cm。幅と奥行は同じなので設置面積は変わらず、EE-RU50のほうが約4cm背が高いイメージ。本体質量は2.3kgと2.4kgで差はごくわずか。棚やベッドサイドに置くなら35、床置きで存在感や大容量を優先するなら50がスマートです。
カラー展開と設置性
カラーはどちらもホワイト(WA)。明るく清潔感のある色なので、リビングや寝室、子ども部屋までインテリアになじみます。設置面積は同一(幅24×奥行26cm)なので、置き場所の自由度はどちらも高め。スペースは変えずに容量だけアップしたい方はEE-RU50を候補にすると◎です。
加湿能力と適用床面積
加湿の基本性能はEE-RU35=350mL/h(~6畳/~10畳)、EE-RU50=480mL/h(~8畳/~13畳)。ワンルームや個室中心なら35で十分。家族の集まるリビングや広めの寝室なら50が心強いです。乾燥が気になる季節は家具やカーテンの吸湿もあるため、少し余裕のあるモデル選びが快適さにつながります。
タンク容量・連続運転時間・給水方法
タンクはEE-RU35が2.2L、EE-RU50が3.0L。弱運転での目安は35=約27時間、50=約24時間と、実は小型の35のほうが少し長く使えます。どちらも広口容器で給水や湯捨てがラク。忙しい朝でもパッと扱えて、夜は寝る前に満水にしておけば朝までしっかり潤います。
運転モードと操作性
操作はどちらも共通でシンプル。連続(強・弱)+自動加湿3段階から選べ、湿度モニターでお部屋の状態をひと目でチェックできます。入(6時間)・切(2時間)タイマーは単独でも同時設定でもOK。湯沸かし音セーブを使えば就寝前の沸とう音をやさしく抑えられるのがうれしいポイントです。
お手入れのしやすさ(フィルター不要の魅力)
フィルターがないので、面倒なフィルター洗い・買い替えが不要。内面はフッ素加工で、水あかが気になってきたらクエン酸洗浄モードでまとめてお手入れできます。お掃除の手間とコストを抑えられるのは、忙しい毎日にうれしいですね。
安全性と安心機能
空焚き防止機能
水が少なくなるとランプやブザーでお知らせ。そのまま空焚きしないように配慮されています。うっかりしやすい冬場でも、音と光で気づけるのは安心。日々の安全を自然にサポートしてくれます。
転倒時の自動停止機能
万一ぶつかって倒してしまっても、転倒時自動オフが作動。ふた開閉ロックと合わせて湯もれを抑える構造なので、小さなお子さまやペットのいるご家庭でも選びやすいですね。
チャイルドロックの有無
チャイルドロックはキー長押しで操作を無効化。誤操作の心配を減らし、家族みんなが安心して使えます。夜間など、触ってほしくないタイミングにも役立ちます。


電気代とランニングコスト
EE-RU35の電気代目安
加湿時の消費電力は約305W。電気代は1時間あたり=0.305kWh×電力単価で計算できます。例えば電力単価を31円/kWhとすると、約9.5円/時間。就寝中の8時間で約76円、毎日使うと1か月(30日)で約2,280円ほどが目安です。最初の沸とう立ち上げ時は985Wですが、時間は短めなのでトータルでは上記に近い感覚で見積もれます。※地域・契約により単価は異なります。
EE-RU50の電気代目安
EE-RU50の加湿時消費電力は約410W。同じく電力単価31円/kWhなら、約12.7円/時間。8時間で約102円、30日で約3,060円のイメージです。加湿力は高いぶん消費電力も上がるため、お部屋の広さに合わせた使い分けが節約のコツになります。立ち上げ時の985Wも考えると、こまめなオン・オフより自動運転で賢くキープが◎。
電気代を抑える使い方のコツ
ポイントは「湿度50~60%」を目安にし、自動加湿(ひかえめ/標準)を活用すること。ドアや窓の開閉を減らす・カーテンを閉める・室内に洗濯物を干すなどで効率UP。加熱面の水あかはこまめにクエン酸洗浄すると熱効率もよくなります。就寝時は湯沸かし音セーブ+弱運転で静か&省エネに。
スチーム式加湿器のメリット・デメリット
スチーム式のメリット(清潔・加湿力・安心)
沸とうさせた清潔な蒸気で加湿するので衛生面で安心しやすく、加湿立ち上がりも早いのがスチーム式の良さ。象印は蒸気を約65℃まで冷ます工夫で、快適性と安全性のバランスが取れています。フィルターが不要で買い替えコストがかからない点も長く使うほどメリットに感じられます。
スチーム式のデメリット(電気代・熱に注意)
熱で加湿するため消費電力はやや高め。また、吹き出し口付近は約65℃の温度になるため、小さなお子さまがいるご家庭では手や顔を近づけないよう配置に注意しましょう。置き場は人の動線を避け、安定した場所に。
超音波式・気化式との違い
超音波式はミストが見えて静か・省エネですが、水質やお手入れ管理がポイント。気化式/ハイブリッド式は電気代が抑えやすく、広い部屋にも向くモデルが多い一方、加湿の立ち上がりは穏やか。スチーム式は清潔さと加湿力を重視したい方にぴったり、と覚えておくと選びやすいですよ。


どちらを選ぶべきか?使用シーン別のおすすめ
EE-RU35が向いている人(コンパクト・一人暮らし)
ワンルームや寝室、子ども部屋など~10畳(プレハブ)までが中心ならEE-RU35で十分。高さ27.5cmのコンパクトさは棚上やベッドサイドにも置きやすく、弱運転で約27時間の長時間運転が心強いです。電気代も305Wで控えめ。初めてのスチーム式にちょうどいい、扱いやすい1台です。
EE-RU50が向いている人(広めのリビング・家族向け)
家族が集まるリビングや~13畳(プレハブ)の空間、吹き抜けに近い間取りにはEE-RU50。加湿量480mL/h&タンク3.0Lで、乾燥が厳しい日もしっかり頼れます。設置面積は変わらず、高さ+約4cmで容量アップできるのが便利。電気代はやや上がるため、自動運転の賢い使い分けがおすすめです。
就寝時におすすめのモデル
どちらも湯沸かし音セーブを使えば、就寝前のボコボコ音をやさしく低減。弱運転+入タイマーの組み合わせで、眠りを妨げにくく朝までしっとり。ベッドサイドに置くなら背の低いEE-RU35が安心、広い寝室や複数人数ならEE-RU50が快適です。
口コミ・レビューから見る人気の理由
発売直後のためレビューはこれから増えていく段階ですが、「フィルター不要でお手入れが簡単」「安全機能が充実」「操作が直感的」という象印スチーム式らしい良さが評価されやすいポイント。過去シリーズと同様に、毎日の続けやすさが支持されるはずです。
価格と在庫状況
発売当初の価格と現在の価格推移
公式オンラインストア掲載価格はEE-RU35が18,480円、EE-RU50が21,780円(税込)。価格比較サイトでも同水準の最安値が確認できます。発売直後は大きな値動きは少ないものの、季節要因で変動する可能性があります。最新の価格は随時チェックしましょう。
Amazon・楽天での販売状況
楽天市場ではメーカー直営や家電量販店の予約・販売ページが多数。表示価格は21,780円前後が中心で、ショップによってポイントや納期が異なります。Amazonはショップごとに取扱開始時期がズレることが多いので、在庫・価格・納期を比較して選ぶのが安心です。
セール時期に狙いたいお得情報
狙い目は季節の家電セール(秋冬)、ブラックフライデー/年末年始セール、量販店のポイントアップデー。新製品は値引きが少なめでも、ポイント還元や長期保証を含めると実質お得になることがあります。必要な時期から逆算して、セール前に価格動向を把握しておくとベストです。


販売終了の理由と後継モデル
なぜ販売終了になったのか?
EE-RU35/50は2025年9月1日発売の新モデル。現時点(2025年9月)で販売終了情報はありません。一般的に家電の販売終了は、モデルチェンジ・部材変更・省エネ基準や安全基準の更新などが理由になることが多いです。最新状況は公式ページを確認しましょう。
後継モデルの紹介(例:EE-DFシリーズなど)
同時期にEE-DF35・50など姉妹ラインも登場しています。DFは長時間加湿をうたい、就寝時に便利な訴求が特徴。もし今後RUがモデルチェンジする際は、同クラスの後継としてDFや次世代RUが候補になります。用途に合わせてライン違いも検討してみてください。
在庫があるうちに買うべき?
新製品はシーズン入りで在庫が動きやすく、ピーク(12~2月)には欠品や納期延長も。早めに選んでおくと安心です。価格が大きく下がるのを待つより、必要な時期に確実に入手することを優先するのがおすすめ。公式・量販・ECで在庫とポイントを比較しましょう。
他メーカーとの比較
パナソニックやダイニチとの違い
パナソニックやダイニチは気化式/ハイブリッド式のラインナップが充実しており、消費電力が抑えやすい・ファンで部屋に行き渡らせる特徴があります。一方、象印はスチーム式に強みがあり、清潔さと立ち上がりの速さを重視したい方に向いています。電気代・静音性・清潔性のどれを優先するかで選び分けると失敗しにくいですよ。
象印スチーム式の独自性
象印の魅力は、ポットづくりのノウハウを活かしたシンプル構造と、フィルター不要で続けやすい点。そして約65℃まで冷ます安全配慮や、チャイルドロック等の安心機能の手厚さ。毎日使う家電だからこそ、「手軽・清潔・安心」を両立しているのは大きな価値です。


まとめと今後の展望
EE-RU35とEE-RU50の違いまとめ
違いは主に加湿量・適用床面積・タンク容量・消費電力・サイズ(高さ)。個室中心ならEE-RU35(2.2L/350mL/h/~10畳)、リビング中心ならEE-RU50(3.0L/480mL/h/~13畳)が選びやすい基準です。共通のフィルター不要・充実の安全機能・自動加湿3段階で、どちらも日常に寄り添う使いやすさです。
今後の加湿器市場の動向
清潔志向は続き、お手入れ簡単・自動運転・静音化がさらに進みそう。省エネニーズも高まるため、お部屋に合わせた方式の最適化が進むでしょう。季節家電は需要が集中するため、早めの情報収集と在庫チェックが引き続き重要です。
象印の新モデルに期待すること
同時期にEE-TB60(広い部屋向け)やEE-FA50(STAN.デザイン)なども登場。選択肢が広がったことで、暮らしやインテリアに合わせたコーディネートがしやすくなりました。今後はさらなる静音化や省エネ化、操作UIの進化に期待。最新ラインアップは公式でチェックしてみてください。
まとめ
EE-RU35とEE-RU50の大きな違いはパワーと容量、そして対応できる部屋の広さ。一人暮らしや個室中心ならEE-RU35、家族で使うリビングや広めの寝室ならEE-RU50が頼もしい相棒になります。どちらもフィルター不要でお手入れ簡単、安全機能が充実しているので、毎日気軽に使えます。電気代はスチーム式らしくややかかりますが、自動加湿や弱運転、湿度コントロールを上手に使えばムダを減らせます。価格は発売直後で大きな差は少ないので、在庫とポイント・保証まで含めて総合的に選ぶのがおすすめ。あなたの暮らしにぴったりの1台で、乾燥の季節も気持ちよく過ごしてくださいね。


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