新しいワイヤレスイヤホンを選ぶとき、「どれが自分に合っているか迷う…」という人、多いと思います。特にAnkerの「[Soundcore Liberty Buds]」と「[Soundcore Liberty 5]」は、どちらも魅力的ですが性格がかなり違います。この記事では、初心者さんやイヤホン選びに迷っている人でも分かるように、両モデルの違いや選び方をやさしく丁寧に解説します。
まずは「どちらがどんな人に向いているか」の結論からお伝えしますね。
この記事でわかること|選び方の結論を先に紹介
Liberty Budsが向いている人
- インナーイヤー型の“耳への圧迫感の少ない”装着感を好む人
- 家での作業中やリラックスタイムなど「音楽を楽しみつつ、外の音もある程度聞こえる」ほうが良い人
- ケースの小ささ・携帯しやすさを重視する人
- 「そこそこの音質」で、軽め・気軽な使い心地を求める人
Liberty 5が向いている人
- 音質にこだわりたい ― 低音から高音までバランス良く、迫力あるサウンドを楽しみたい人
- 通勤・通学、移動中、外出中などでノイズキャンセリング(ANC)や遮音性を重視する人
- 映画やライブ音源、ゲームなど臨場感を大切にしたい人
- 長時間再生・充電の手軽さ・多機能性(ワイヤレス充電、マルチポイントなど)を求める人
迷ったときの選び方の基準
- 「家や静かな場所でゆったり音楽」→Liberty Buds
- 「外出・移動・音質重視」→Liberty 5
- 「携帯性&軽さ重視」→Liberty Buds
- 「機能性・没入感・長時間使用」→Liberty 5
Liberty BudsとLiberty 5の基本情報を比較
Liberty Budsの特徴と基本スペック
- インナーイヤー型で、耳への圧迫感が少ない装着感。耳をあまり塞ぎたくない人に向いています。
- ドライバーは11mmのダイナミックドライバー。比較的大きめのドライバーで、低音の迫力にも配慮されています。
- 充電ケースは非常にコンパクトで、携帯性◎。出し入れしやすく、普段使いにも便利です。
- イヤーウィングが4サイズ付属。自分の耳に合うサイズを選べば、安定したフィット感が得られます。
- ノイズキャンセリング(ANC)機能は搭載されているものの、インナーイヤーの構造上、あまり強くは効かないとのレビューが多いようです。静かな室内では多少効果を感じることも。
Liberty 5の特徴と基本スペック
- カナル型。しっかり耳を塞ぐので遮音性・没入感が高く、「音に集中したい」人に◎。
- ドライバーは9.2mmダイナミック+デュアル低音増強ダクト。低音の迫力と豊かな中高音のバランスが評価されています。
- 再生時間が長く、イヤホン単体で最大12時間、ケース使用で最大48時間。長時間の外出や通勤・通学にも安心。
- ワイヤレス充電対応。充電の手軽さもポイント。
- ノイズキャンセリングは「ウルトラノイズキャンセリング 3.5」。静かな空間だけでなく、街中や移動中でもしっかり雑音を遮断できる、という評価が多いです。
- 音質コーデックは SBC / AAC / LDAC に対応。高音質なハイレゾ音源も楽しめます。
スペック比較表(早見表)
| 項目 | Liberty Buds | Liberty 5 |
|---|---|---|
| 装着方式 | インナーイヤー型 | カナル型 |
| ドライバーサイズ | 11mm ダイナミック | 9.2mm ダイナミック + デュアル低音ダクト |
| Bluetoothバージョン | Ver.6.1 (記載データ) | Bluetooth 5.4 |
| 連続再生時間 | 最大7時間(ANC ON で6時間) | 最大12時間(ANC OFF) / ケース込み最大48時間 |
| 充電方式 | ケース:USB‑Cのみ | ケース:USB‑C + ワイヤレス充電対応 |
| 防塵・防水 | IP55 相当 | IP55 相当 |
両者の主な違いを3行でまとめる
- 装着感と遮音性:軽くて耳への圧迫が少ないのは「Liberty Buds」、遮音性・没入感・外出での使いやすさ重視なら「Liberty 5」。
- 音質と再生時間:より広域でバランスよく、長時間再生も可能なのは「Liberty 5」。形状と使い勝手重視なら「Liberty Buds」。
- 機能性:ワイヤレス充電や強力なANC、高音質コーデック対応など「全部入り」で欲しいなら「Liberty 5」。軽快さと手軽さ重視なら「Liberty Buds」。
音質と性能を徹底比較
ドライバー構造の違い(ダイナミック / BAなど)
どちらも「ダイナミックドライバー」を採用していますが、Liberty Buds は 11mm の大口径ドライバー。音の再現幅は広めで、特に低音の支えがしっかりしています。
一方の Liberty 5 は 9.2mm ドライバーに加えて「デュアル低音増強ダクト」。この構造によって、ただのドンシャリではなく、迫力ある低音と、クリアな中高音のバランスを両立しています。
低音・中音・高音のキャラクター比較
- Liberty Buds は、インナーイヤー型らしく「低音がやわらかめ」「全体的にバランス寄り」「耳元でナチュラルに鳴る」ような印象。カナル型のようなズシっとくる低音は期待しすぎない方がいいかもしれません。静かな部屋でゆったり音楽、という使い方に向いています。
- Liberty 5 は、低音の厚み・迫力だけでなく、中音(ボーカル)や高音のバランスも良く、「音の広がり」「立体感」「臨場感」がしっかり感じられるサウンド。中高音の刺さりが少ない、耳当たりの良いチューニングという評価もあります。
たとえば映画やアニソン、ライブ録音など“音に包まれたい”ジャンルには、Liberty 5 が映えやすいと思います。
ANC(ノイズキャンセリング)性能の違い
- Liberty Buds はインナーイヤー型ながらANCを備えた意欲作。でも実際のレビューでは「静かな室内では少し効果がある」「騒音の多い場所ではあまり効かない」「音漏れもしやすい」という声が多く、過度な期待は禁物。
- Liberty 5 は「ウルトラノイズキャンセリング 3.5」を採用。街中・通勤などノイズの多い環境でも「静けさと没入感」をかなりしっかり実感できる、との評価があります。
つまり、静かな場所ならBudsでもいいけど、外出や雑音が多い場所では 5 の方が安心感があります。
外音取り込みモードの自然さ比較
インナーイヤー型の Liberty Buds は、「耳を塞がない」構造のため、もともと外の音が入りやすく、「外音取り込み」というより「自然な外音ありの状態」で音楽を聴くイメージ。家事やテレワークで、周りの音を聞きながら音楽やポッドキャストを楽しみたい人には向いています。
一方、Liberty 5 はカナル型なので、本来は遮音性や没入感重視。でもアプリ設定などで「外音取り込み/トランスペアレンシー」を使えば、必要に応じて外の音も取り込めます。遮音と自然さを切り替えたい人に便利です。レビューでは「外音取り込み性能も進化」との声が多いようです。
通話品質・マイク性能の違い
公式スペックではどちらもマルチポイント対応・タッチセンサー操作・防塵防水(IP55相当)など基本機能は共通。
ただし実際のレビューでは、Liberty 5 のほうが「通話やビデオ通話での音質・ノイズの除去力」がやや有利、という声が多めです。静かな環境でも、外音が多い通勤や通話の多い人にはメリットになりそうです。
低遅延モード(ゲーミング)の違い
公開されているスペックには「ゲーミング/低遅延モード」の項目は明確に書かれていません。よって、もしゲーム用途で選ぶなら「カナル型で遮音性・安定性のある Liberty 5」の方が安心感は高め、というのが私の感想です。
再生時間・バッテリーの持ちを比較
- Liberty Buds:最大7時間(ANC OFF)、ケース込みで合計30時間ほど。持ち歩きや短時間リスニングには十分。
- Liberty 5:最大12時間(ANC OFF)、ケース込みで最大48時間。長時間使用や通勤・通学などにも安心。ワイヤレス充電対応で充電の手間も少なめ。
使用シーン別おすすめモデル
日常使い・家事・リモートワークに強いのは?
→ Liberty Buds
耳への負担が少なく、外の音が自然に聞こえるインナーイヤー型は「家事をしながら音楽」「家での作業やリモートワーク」にピッタリ。装着感が軽く長時間使っても疲れにくいのも◎。
通勤・通学で快適なのは?
→ Liberty 5
遮音性・ANCによるノイズ低減、長時間バッテリー、ワイヤレス充電など通勤・通学の“移動中”の使いやすさがバツグン。電車やバスなどで音に集中したい人に特におすすめ。
運動・ワークアウトに適したモデル
どちらも IP55 相当の防塵・防水に対応しているので、軽い運動や汗をかくシーンでも安心。走ったり動いたりするなら、耳から外れにくい “しっかりフィットする” カナル型の Liberty 5 のほうが安心感があります。
映画・アニメ・ゲームに向く低遅延性能
没入感や音の広がり、低音の迫力などを重視するなら Liberty 5。Dolby Audio 対応と高音質コーデック、それに遮音性の高さで「映像コンテンツやゲームをしっかり楽しみたい人」に向いています。
接続性と操作性を比較
Bluetooth接続の安定性と途切れにくさ
- Liberty 5 は Bluetooth 5.4 を採用。安定性や通信の信頼性が高く、途切れにくさでも有利。
- Liberty Buds も左右分離型の完全ワイヤレスで、基本的な接続は問題なし。ただしインナーイヤー型の特性上、遮音性が弱いため「外音の多い環境だとノイズ混じりで聞こえにくさ」を感じる人もいるようです。
タッチ操作・物理操作の使いやすさ
どちらもタッチセンサー(または感圧センサー)でのコントロール。再生/一時停止、曲送りなど基本操作は可能。安心して使えます。
マルチポイント接続の対応状況
どちらもマルチポイント対応。スマホとPCやタブレットなど、複数機器を切り替えながら使いたい人には便利。
Soundcoreアプリでできること(EQ・設定など)
どちらのイヤホンも、専用アプリ(Soundcore)を使って、イコライザー設定やノイズキャンセリング/外音取り込みモードの調整、タッチ操作のカスタマイズなどが可能。自分好みにサウンドを整えられるのはどちらも同じ。
デザイン・装着感・防水性能
各モデルのデザインとサイズ感
- Liberty Buds:インナーイヤー型らしく、耳にそっと乗せるようなすっきりデザイン。ケースもスリムで携帯しやすく、バッグやポケットに入れてもかさばりにくい印象。
- Liberty 5:カナル型らしく、しっかり耳にフィットする形状。見た目もスタイリッシュで、遮音性や装着の安定性を重視したデザイン。
装着感・動いたときの安定性
- Liberty Buds はイヤーウィングでフィット感を調整できるので、軽くて耳への負担が少なく、長時間つけても疲れにくい。静かな室内や家で使うには快適です。
- Liberty 5 はカナル型の強みで耳にしっかり密着。歩いたり通勤したり、動きがあるシーンでも外れにくく安定。運動や外出で使う人には安心感が高いです。
長時間使用の快適さ(耳の疲れや痛み)
インナーイヤー型の Liberty Buds は耳への圧迫が少なく、長時間使うときの“耳の疲れ”が少なめ。逆に遮音性や密閉感は弱めなので、完全に音に没入したい人は物足りなく感じるかもしれません。
Liberty 5 はカナル型の密閉感で耳の中が圧迫されるぶん、最初は違和感がある人もいるかも。でも慣れれば遮音性と安定感によって、長時間でも音に集中しやすくなります。
防水・耐汗性能の違い(運動時の安心感)
どちらも IP55 相当の防塵・防水対応。汗や軽い雨に強く、通勤・通学、軽い運動などの日常使いには安心。
カラー展開・ケースサイズの違い
- Liberty Buds は比較的シンプルなカラーバリエーション(パールホワイト・スカイブルー・ミッドナイトブラック)で、落ち着いた印象。
- Liberty 5 はミッドナイトブラック・パールホワイトだけでなく、ディープブルー・シャンパンゴールド・アプリコットピンクなど、バリエーションが豊富で、好みに合わせて選びやすいのも魅力。
価格とコストパフォーマンス
最新価格の比較(Amazon・楽天参考)
- Liberty Buds:おおよそ 11,810円〜の価格帯。お手頃で“ほどほど”な性能。
- Liberty 5:おおよそ 11,990円〜(セールや割引時で変動あり)で、ほぼ同価格帯ながら機能・性能は上位。
機能に対する価格の釣り合いは?
Liberty 5 は「ノイキャン」「長時間バッテリー」「ワイヤレス充電」「高音質コーデック」「遮音性」など多機能で、この価格帯としてはかなりコスパがいい、というのが多くのレビューの評価。
一方で Liberty Buds は「軽さ」「装着感の快適さ」「コンパクトさ」「そこそこ良い音質」を重視する“ライトな使い方”に十分応えてくれるコスパです。
セール時の値下がり傾向と狙い目
どちらも発売から間もないため、大幅な値下がりはまだ見られません。ただ、キャンペーンやセール時には数百〜千円の値下がりがあることも。特に Liberty 5 は機能が多いため、セール時に買うのが狙い目と言えそうです。
デメリット・注意点まとめ
Liberty Budsの気になる点
- インナーイヤー型ゆえに遮音性や低音の迫力は控えめ。重低音を求める人には物足りなさがあるかも。
- ノイキャンの効果は限定的。静かな場所では多少効果を感じるものの、騒音多めの環境ではあまり頼りにならない、という声が多め。
- ワイヤレス充電非対応。毎回USB‑Cでの充電が必要で、やや手間が増える。
- 音漏れしやすい。電車やカフェなど公共の場では周りに音が漏れやすいため、使いどころを選ぶ必要あり。
Liberty 5の気になる点
- カナル型のため、耳が締め付けられる感じが苦手な人は最初は違和感があるかも。
- 遮音・ノイキャンが強いため、周囲の音が聞こえづらくなるので、外での安全面(歩行中、自転車など)には注意。
- 価格は同じくらいでも、機能や性能が多いため、オーバースペックになりやすい人もいる(たとえば「そこまでANCも音質も求めない」など)。
購入前に知っておくべき注意事項
- 「インナーイヤー型」か「カナル型」かで、音の没入感や遮音性、装着感が大きく違うので、自分が何を重視したいかをしっかり考えて。
- ノイキャン・遮音性・低音を重視するならカナル型。自然さ・軽さ・耳の開放感を重視するならインナーイヤー型。
- 公共の場や通勤通学用なら、遮音と安定性のあるカナル型の方が安心。家や静かな場所で気軽に、ならインナーイヤー型が向いている。
- 使うシーン(家用/通勤/運動/動画視聴など)を想定してから選ぶと、後悔が少ない。
よくある質問(Q&A)
Q1:音質はどっちが上?
Answer: 全体的な音質のバランス・低音の厚み・高音のクリアさ・音の広がりなどを含めると、Liberty 5 の方が上。ただ、「軽め・ナチュラルな音づくり」で、耳への負担少なく音楽を楽しみたいなら Liberty Buds も十分アリです。
Q2:通話にはどっちが向いてる?
Answer: 遮音性やマイク性能の面で、Liberty 5 がやや有利。通勤・通学中や外出先で通話する機会が多い人には Liberty 5 の方が安心感があります。一方で家での通話やビデオ通話中心なら、Liberty Buds でも問題は少なめ。
Q3:運動向きなのは?
Answer: 遮音性・耳へのフィット感の安定性・防水性能などを考えると、Liberty 5 がベター。ただし汗や雨に注意するようにしましょう。
Q4:耐久性・保証はどう?
Answer: どちらも防塵・防水(IP55 相当)対応で、日常使いや軽い雨・汗程度なら問題なし。長く使いたいなら、定期的なケアと付属のケースでの保管をおすすめします。
結論|あなたに最適なモデルはこれ!
性能重視の人におすすめ
→ Soundcore Liberty 5
「音質」「ノイキャン」「遮音性」「再生時間」「多機能性」など、イヤホンに求められる“いいところ”をほぼ全部欲しい人には、Liberty 5 が最適。特に通勤・通学、外出、動画・ゲームなど、幅広く使いたい人にぴったりです。
コスパ重視の人におすすめ
→ Soundcore Liberty Buds
「軽さ」「装着の快適さ」「携帯性」「自然な耳あたり」「そこそこ良い音質」を重視する人には、Liberty Buds がコスパよし。家や静かな場所で気軽に音楽を楽しみたい人に向いています。
最後に|購入前にチェックしたい3つのポイント
- どんな場面で使うかをイメージする(家用・通勤・運動など)
- 装着感の好み(軽さ重視/密閉感重視)
- 音質と機能性のバランス(音質・ANC・バッテリーのどこを重視するか)
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購入する前に、最新のセール価格やクーポンをチェックするのがオススメ。特に Liberty 5 は機能の充実ぶりから、セール時に狙うのが賢い選び方ですよ。


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