やさしい陽だまりに包まれるような暖かさを、風も火も使わずに届けてくれるのが遠赤外線パネルヒーター。中でもサンラメラとサンルミエは、日本製で人気の高い2大ブランドです。本記事では、はじめて選ぶ方にもわかりやすいように、しくみ・電気代・安全性・サイズ感の「同じところ/違うところ」をていねいに解説。さらに、一部で話題の「製造中止のウワサ」についても事実関係を確認し、安心して選べるようポイントをまとめました。お部屋や暮らしに合う1台を、一緒に見つけていきましょうね。
はじめに
遠赤外線暖房機の基本知識
遠赤外線暖房機は、空気そのものを温めるのではなく、遠赤外線の輻射熱で体や壁・床などの物体をじんわり温めます。エアコンやファンヒーターのような風が出ないので、ほこりが舞いにくく、肌や喉の乾燥も抑えやすいのが魅力。遠赤外線の中でも人体が吸収しやすい波長を多く放射する点が評価され、静かでやさしい暖かさが得意です。サンラメラは特殊セラミック板が発熱体と一体化して遠赤外線を放射、表面温度は約300℃に達する設計。サンルミエも100%セラミックのパネルで同様に放射します。どちらも火を使わず換気いらずというクリーンさが共通点です。
サンラメラとサンルミエの概要
サンラメラは群馬の萬基商事が製造する国産の遠赤外線パネルヒーター。600W型と1200W型があり、面状一体焼成のセラミックが特長です。サンルミエは日本遠赤外線株式会社の主力シリーズで、現行は「エクセラ7(700W)」が中心。どちらも日本国内製造・長期保証で、ペットや子どもがいるご家庭にも選ばれています。サイズや出力のラインナップ、機能(自動運転の有無)などが違いなので、暮らしに合わせて選び分けましょう。
本ガイドの目的
本ガイドは、はじめての方でも迷わず選べるように、「同じところ」と「違うところ」を丁寧に比較することが目的です。とくに気になる電気代・安全性・暖房の目安・サイズ感を、公式情報を中心に具体的な数値でご紹介。さらに「製造中止って本当?」という不安にも触れ、最新の確認情報を添えます。読み終えたら、ご自宅の部屋の広さ・使い方・生活リズムにぴったりの1台がイメージできるよう、やさしい言葉でまとめていきますね。
サンラメラの特徴
サンラメラのメカニズムと性能
サンラメラは、特殊セラミックに発熱体を面状一体焼成したパネル全体が発熱。遠赤外線を大量に放射して体の芯までぽかぽかにする設計です。表面温度は約300℃。600W型は200/400/600Wの3段切替、1200W型は600/900/1200Wの3段切替で、シーンに合わせてやさしく出力調整できます。暖房の目安は600W型が木造約4.5畳・鉄筋約8畳、1200W型が木造約6畳・鉄筋約14畳。静かに、ムラなく、陽だまりのように暖めたい方に向いています。
安全性と安心感
安全装置は転倒オフ+過熱防止サーモを搭載。温風や裸火がないので空気を汚さず、就寝時の使用にも向きます。販売開始以来火災・失火ゼロと紹介される実績(メーカー情報)も安心材料。パネルは高温でも、前面ガードは遠赤外線を反射するため触れても熱くなりにくい構造です(上部は熱気がこもるため注意)。保証は5年間、長く大切に使える体制が整っています。
サンラメラのデザインとサイズ
600W型は幅560×奥行220×高413mm・約5.8kg。1200W型は幅740×奥行240×高520mm・約12.9kg。どちらもキャスターなしの自立スタンドで、リビングや寝室、脱衣所の移動にも対応できるサイズ感です。コード長は約2.5m。色は白を中心に、1200W型はカラー展開の年もあります。「部屋全体をしっかり」なら1200W、「手元・足元中心」や小部屋なら600Wが選びやすい目安です。

サンルミエの特徴
サンルミエのメカニズムと機能
サンルミエ「エクセラ7」は、100%セラミックの第2世代パネルを採用。弱325/中470/強700Wの3段切替に加え、かしこく出力を自動調整する自動運転モードが便利です。サイズは幅49×奥行23.6×高45cm・約7kg。国内工場(茨城)で製造する日本製で、8畳(木造高断熱)を目安に使えます。持ち運びしやすい軽さと、使い勝手のよさが人気の理由です。
電気代と消費電力の比較
電気代は電力単価と使い方で変わりますが、目安を知ると安心です。サンルミエは弱約325W/中470W/強700W。販売元の案内では強700Wで約22円/時、弱で約11円/時(単価27円/kWh)という目安が示されています。さらに自動運転モードでは消費電力量を抑え、8時間で約99円(単価31円/kWh試算)という紹介も。こまめな切替や自動運転を使うと、無理なく節電しやすいですよ。
使用シーンと実績
エクセラ7は、リビングの補助暖房・子ども部屋・脱衣所・在宅ワークの足元などに好相性。温風が出ないためメイク時の乾燥を抑えたい朝や、ペットの定位置づくりにも選ばれています。日本遠赤外線は1997年設立の専業メーカーで、TVや紙面でも紹介されてきた実績のあるブランド。「静か」「空気が乾きにくい」という口コミが集まりやすいのも特徴です。

サンラメラとサンルミエの比較
暖房効果と部屋の快適さ
どちらも陽だまりのような芯からの暖かさが共通。広さで選ぶなら、サンラメラ1200Wは最大14畳まで対応(鉄筋の目安)、サンルミエは8畳目安。小さめの個室やピンポイント重視なら700Wのサンルミエ、家族で過ごす空間を部屋ごと温めたいなら1200Wのサンラメラが有利です。600Wのサンラメラは「足元~小部屋用」で、200/400Wの細かな調整ができるのも魅力。いずれも風が出ないので、乾燥しにくく音が静かという快適性は同じです。
価格とコストパフォーマンス
価格の目安は、サンルミエ・エクセラ7のメーカー希望小売価格 86,020円(税込)。サンラメラは流通価格に幅があり、600W・1200Wで差がありますが、1200Wモデルで6万円前後の例も見られます。電気代は出力に比例するので、必要な広さを満たす最小ワットで使うのがコスパのコツ。自動運転の有無(サンルミエにあり)も省エネに効くポイントです。
人気ランキングとレビューの傾向
比較レビューでは、どちらも「体の芯からあたたまる」「静か」が高評価。サンラメラ600Wは安全性とやさしい暖かさ、用途の幅(200/400/600W切替)が好評。サンルミエ・エクセラ7は「デスク周りや脱衣所にちょうどいい」「自動モードで節電しやすい」という声が目立ちます。体感の好みは分かれるため、用途と部屋の広さを軸に選ぶのが満足への近道です。
製造中止の影響と理由
サンラメラの製造中止について
ネット上では「製造中止?」という情報も見かけます。事実関係として、一部販売店で旧仕様・特定型番を“メーカー製造中止”と表示している例がありました。一方で、2021年以降は製造工場を変更して販売再開という案内も確認できます。現在はメーカー公式で現行仕様・5年保証の情報が公開されており、ブランド全体の生産停止ではなく、旧型の終了や供給体制の見直しと捉えるのが妥当です。
消費者の反応と影響
「製造中止」の掲示は不安を呼びがちですが、実際には在庫切れや型番移行の過程で出る表示であることも。結果として中古市場の価格が動いたり、流通在庫に偏りが出たりする影響は考えられます。迷ったときはメーカー公式の現行仕様・保証・修理体制を確認し、信頼できる正規販売店から購入するのが安心です。サンラメラは最長15年の修理体制をうたう案内もあり、長期使用前提のプロダクトとして支持されています。
今後の市場の見通し
遠赤外線パネルヒーターは、静音・クリーン・安全という特性から、在宅ワークやペット需要で引き続き堅調な見込み。省エネ志向の高まりから、低ワット運用や自動運転ができるモデルの支持も続きそうです。サンラメラは2サイズの明確な住み分け、サンルミエは取り回しのよさと自動制御が強み。どちらも日本製・長期保証が選ばれる決め手になっています。


選び方と注意点
自分に合ったモデルの選び方
まずは部屋の広さと断熱性で選びましょう。6〜14畳を部屋ごと温めたいならサンラメラ1200W、3〜8畳やピンポイント中心ならサンラメラ600Wやサンルミエ(700W)が現実的。次に、運転のしやすさで自動モードの有無(サンルミエ)もチェック。最後に重さ・サイズ・移動頻度を考え、設置場所の奥行やコンセント位置も確認すると失敗が減ります。迷ったら「最小ワットで足りる方」を選ぶと電気代の不安も軽くなります。
使用環境に合わせたアドバイス
脱衣所やメイクスペースの短時間利用には、立ち上がりが軽い低〜中ワット運用が快適。在宅ワークは足元に向けて、部屋全体はエアコンと併用で室温キープ+体感アップが賢い使い方です。ペットや赤ちゃんのいるご家庭は、前面ガード前に物を置かない・コードの取り回しに注意。24時間つけっぱなし運用を推奨する案内もありますが、まずは部屋が温まるまで計画的に使って、落ち着いたら出力を下げるのが省エネです。
安全性のチェックポイント
設置は可燃物から離し、カーテンの近くを避けるのが基本。上部は熱気がこもりやすいので、タオルなどをかけないでください。転倒時自動オフ・過熱防止サーモはどちらのブランドにもありますが、平らで安定した場所に置くことが大切。お手入れは電源オフ&冷却後に乾拭きでOK。万一の不調や異音はメーカーサポートへ相談し、保証期間(サンラメラ・サンルミエともに長期)を活用しましょう。
まとめ
サンラメラとサンルミエの総括
じんわり芯から温まる心地よさはどちらも共通。違いは「ワットとサイズ、機能の方向性」です。サンラメラは600W/1200Wの2サイズで、広い部屋までしっかり暖めたいニーズに応えます。サンルミエは700W&自動運転で、軽快に使い回したいシーンにぴったり。どちらも日本製・長期保証なので、長く安心して使える暖房機を探す方におすすめです。
購入の際の最終チェックポイント
1) 部屋の広さ・断熱性に合うワット数か 2) 置き場所の奥行・コンセント位置 3) 毎日の移動頻度(重量・サイズ) 4) 電気代の目安(自動運転や低ワット活用) 5) 保証年数と修理対応 6) 正規販売店かどうか。「必要十分な出力を、できるだけ低ワットで」がコツです。最後に、使用上の安全ルール(転倒・過熱対策)をチェックして、安心の冬支度を。
読者へのメッセージ
「部屋に入った瞬間、ほっとする」。そんな冬の小さなしあわせは、道具選びで叶います。サンラメラもサンルミエも、忙しい毎日にやさしく寄り添う暖かさが魅力。ご家族やペット、そしてご自身の心地よさのために、今日の比較が、迷いをスッとほどくヒントになればうれしいです。


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