スマートフォンやタブレット、ノートパソコンまで、持ち歩くデバイスが増えている今、モバイルバッテリーの選び方もますます重要になってきました。今回は、エレコムの大容量モデル「[DE‑C77‑20000]」と「[DE‑C64‑20000]」という容量20,000mAhの2機種を、初心者の方にも分かりやすく“優しい口調”で比較していきます。価格・性能・携帯性など、それぞれの特徴を整理して、「あなたにはどちらがおすすめか?」まで丁寧にご紹介します。
結論:DE‑C77とDE‑C64はどちらを選ぶべき?
コスパ重視ならDE‑C64
“価格を抑えつつ容量20,000mAhを確保”という点では、DE‑C64が魅力的です。発売時期も少し早く、最大出力は控えめながら、日常使いには十分な性能を備えています。価格が抑えられている分、「まずは大容量モデルを持っておきたい」という方にはぴったりです。
急速充電・多ポート重視ならDE‑C77
一方で、ノートパソコンへの充電や複数機器の同時充電など、「もう少し本格的に使いたい」という方にはDE‑C77に軍配が上がります。最大67W出力を備え、USB‑C/USB‑Aポートを搭載。出張や旅行、ノートPCの充電も視野に入れているならこちらが安心です。
どちらもエレコム製で安心の品質
どちらのモデルもエレコム製で、安心感・信頼感があります。共通して大容量(20,000mAh)、ケーブル一体型、パススルー充電、飛行機内持ち込み可など“使いやすさ・安全性”もきちんと備えています。ですので「どちらか選ぶ」というよりは、用途に応じて“どの部分を重視するか”で選ぶのが良いでしょう。
エレコムモバイルバッテリーDE‑C77とDE‑C64の基本情報
モデル紹介:DE‑C77とDE‑C64の概要
まずは2機種の概要をざっとご紹介します。
- DE‑C64‑20000:ケーブル一体型でUSB Type‑C接続、最大出力20W。ケーブルの持ち運び不要で、スマホやタブレットなどの充電に便利。
- DE‑C77‑20000:こちらもケーブル一体型ですが、さらにUSB‑C/USB‑Aポートを備え、最大出力67W。ノートPC充電も視野に入れた“上位モデル”です。
それぞれの“何が違うのか”を次の見出しで詳しく見ていきます。
スペック比較(容量/サイズ/重量/ポート数)
容量はいずれも20,000mAhで共通。
- DE‑C77‑20000:幅 約69.7mm × 高さ 約163.5mm × 奥行 約28mm、重量約450g。USB‑Cポート×1+USB‑Aポート×1+ケーブル一体型
- DE‑C64‑20000:幅 約68mm × 高さ 約137mm × 奥行 約28mm、重量約390g。USB Type‑Cポート×1(+ケーブル一体型)という構成。
ポート数・同時充電対応も異なりますが、サイズ・重量の差も携帯性に影響しますので、バッグに入れて持ち歩く機会が多い方はこのあたりも注意したいポイントです。
20000mAhの魅力と“実容量”の考え方
20,000mAhという数字は“すごそう”ですが、実際使える容量は少し少なめです。例としてDE‑C64では「1,800mAhのスマートフォンを約6.6回、3,000mAhのスマートフォンを約3.9回充電可能」という表記があります。
つまり「容量=充電回数×端末容量」とは完全にはならないため、「実際どれくらい使えるか」を理解しておくことが大切です。
エレコムブランドの信頼性と品質
エレコムは日本のメーカーで、モバイルバッテリーも安全面・品質面に配慮された設計となっています。例えば、DE‑C77では“約500回繰り返し使用可能”“過充電・過放電・過電流防止・温度検知・短絡保護の5つの保護機能”などが明記されています。また、機内持ち込み可能とされる容量内に収まっている点も安心材料。
ユーザー口コミから見る満足点・不満点
現時点で詳細な口コミ数は限られていますが、仕様ページや価格比較サイトから分かるのは…
- 満足点:ケーブル一体型ゆえに「ケーブルを忘れない」「すぐ使える」といった便利さ。20,000mAhの容量を備えつつ、PD出力対応など“上位仕様”を求める方にも対応。
- 不満点:価格がやや高め(特にDE‑C77)、重量・サイズも少し大きめなので“軽さ優先”の方には少し負担かもしれません。特に持ち歩きが多い女性やミニバッグ利用者は注意ポイントです。
充電性能を徹底比較
急速充電(USB PD)の対応状況
DE‑C77は最大67W出力対応(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.35A/PPS対応)という仕様です。
対してDE‑C64は最大20W出力という仕様。
つまり「パソコン・タブレット・重めの機器も充電したい」「急速に充電したい」という用途ならDE‑C77が圧倒的に優れています。
スマホ・タブレットの充電速度比較
スマホやタブレット単体でみると、20Wあれば十分“日常使い”には問題ありません。DE‑C64でも「スマートフォンを約6.6回充電可能」という目安があります。
ただし、タブレットやノートPCのように消費電力が大きい機器を充電するなら、その差が出ます。充電速度も、出力が高ければ高いほど負荷の大きい機器に対して有利です。
iPhone/Android/iPadでの相性
iPhone・Android・iPadなどの一般的なスマホ・タブレットはUSB Type‑CまたはLightning(変換ケーブル)に対応しています。どちらのモデルもケーブル一体型でUSB‑Cを備えているため、最近の端末とは相性が良いです。
ただし、iPadやAndroidタブレットの中でも「45W以上」の充電器を推奨しているモデルもあるため、そうした機器にはDE‑C77の方が安心と言えます。
Nintendo Switch・モバイルWi‑Fiの充電可否
DE‑C64の仕様には「Nintendo Switch/Switch Lite対応」との記載があります。
DE‑C77も「Nintendo Switch対応」と記載されており、出張や旅行時に携帯ゲーム機を使う方にも安心です。
ただしドックを通しての使用(テレビ出力時)は非対応という説明もあるので、“外出先の本体充電用途”として考えると良いでしょう。
同時充電時の安定性・発熱
DE‑C77の仕様ページには「2ポート以上同時接続時:合計最大15Wを分配して充電する」という記載があります。
つまり、複数機器を同時に充電すると“実効出力”が落ちるため、端末が複数台あるなら“どのポート使うか”“同時充電するか”を考えておいた方が安心です。発熱や出力低下にも注意しましょう。
USB‑A/USB‑Cポート数の違い
- DE‑C77:USB Type‑Cポート×1、USB Type‑Aポート×1、さらにケーブル一体型USB‑C。
- DE‑C64:USB Type‑Cポート×1(+ケーブル一体型)、USB‑Aポートは搭載されていない仕様です。
USB‑A機器(古めのスマホ、モバイルWiFiルーター、イヤホン充電器など)を使っている方には、USB‑AポートがあるDE‑C77の方が“融通”が効きます。
ワイヤレス充電への対応と必要性
どちらもワイヤレス充電(Qiなど)には対応していない仕様です。ワイヤレス充電を重視される方は別モデルを検討する必要がありますが、「ケーブルで充電する派」の方なら特に問題にはなりません。
20000mAhは実際どれだけ使える?
iPhoneでの実測充電回数
例として、DE‑C64の仕様では「1,800mAhのスマートフォンを約6.6回、3,000mAhのスマホを約3.9回」充電可能とされています。
iPhoneで言えばバッテリーが約3,000mAh~4,000mAh程度のモデルが多いため、「満充電状態から3回前後充電できる」と考えておくと安心です。
Android(Galaxy/Xperia/Pixel)の実測回数
Androidスマホではバッテリー容量が4,000mAh~5,000mAh前後という機種も多いので、20,000mAhのモバイルバッテリーなら「約4~5回」充電できるイメージです。実際には充電時の変換ロス・使用中の充電などで回数は少し下がるため、「3~4回」を目安にしておくのが現実的です。
iPad・タブレットの充電は何回?
タブレットだとバッテリー容量が6,000mAh~10,000mAh以上という機種もあり、20,000mAhでは「フル充電1~2回+スマホ数回」という使い方が目安になります。特にDE‑C64の最大20W出力ならタブレット充電は少し時間がかかるかもしれません。DE‑C77の67W仕様ならタブレット・ノートPCも安心ですが、「回数」という点では容量20,000mAhゆえ“2回は厳しい”と思っておくのが無難です。
実容量と劣化の影響
どれだけ大容量でも、何度も使えば「劣化」します。エレコムでも「約500回繰り返し使用可能」と明記されています。
また、実使用時には「電圧変換ロス」「温度・使用状況」で容量は目安より少なめになります。購入後は「2回ぐらい使えれば十分」という計画も立てておくと安心です。
デザインと携帯性
薄型・コンパクトデザインの特徴
DE‑C64は高さ137mmと比較的コンパクト。バッグやポーチに入れても“かさばりにくい”印象です。
一方、DE‑C77は高さ163.5mmと少し大きめ。その分出力性能などを強化しているので、“携帯時のかさばり”を許容できるかどうかがポイントになります。
重量差で変わる“持ち運びやすさ”
重量で見るとDE‑C64:約390g/DE‑C77:約450g。差は約60gですが、長時間バッグに入れて持ち歩く・立ったまま使うときには“意外に差を感じる”こともあります。特に女性で荷物を軽くしたい方には、軽さ重視のDE‑C64が魅力というわけです。
バッグやポケットへの収納性
ケーブル一体型という点ではどちらも“ケーブル忘れない”安心仕様。ただし出っ張り・形状・ポートの位置など、バッグ内での収まりやすさは“高さ/幅/厚み”が効いてきます。「ミニバッグ」「サブバッグ」で持ち歩くなら、少しでも小さなモデルを選ぶ価値ありです。
カラーラインナップと外観の印象
両モデルともブラック・ホワイトの2色展開。色味・仕上げも含めて、“シンプルでどんなシーンにも合う”デザインです。ケーブルが本体に内蔵(または一体)されているため、見た目もゴチャつかずスッキリしています。
安全性と耐久性
エレコムの保護回路(過充電・過熱・ショート対策)
DE‑C77では「過充電・過放電・過電流防止・短絡保護・温度検知」の5つの保護機能を搭載、さらに「Thermal Protection(温度監視機能)」付きと明記されています。
安全性が気になる方にとって、これは大きな安心材料です。
PSEマークと日本の安全基準
日本国内で販売されるモバイルバッテリーとして、電気用品安全法(PSE)に適合している旨の記載あり。
購入後の「いや、これ持ってていいの?」という不安を軽くしてくれます。
長期使用での発熱・劣化の違い
高出力モデル(DE‑C77)は“出力が大きい=発熱リスク・バッテリー負荷”も若干増える可能性があります。一方で、性能の余裕がある分、使い方次第では長持ちするという考え方もできます。長期使用を考えると、過熱を避ける・使わない時には充電を50〜70%程度に保つ・高温下に放置しないなど“扱い方”も重要です。
よくあるトラブル事例(充電できない/接触不良など)
モバイルバッテリー使用時に多いトラブルとしては「出力が想定より遅い」「接触が不安定」「持ち運び中にケーブル断線・ポート緩み」「発熱が気になる」などがあります。ケーブル一体型という構造を採用しているため、“ケーブル根元の取り扱い”に少し気をつけると安心です。
旅行・アウトドアでの使いやすさ
飛行機持ち込みルール(20000mAhはOK?)
エレコムも「電池容量が160Wh以下(43,243mAh以下)なので機内持ち込み可能」という記載があります。
20,000mAhという容量は、一般的なモバイルバッテリー規定(100Wh/160Wh基準)をクリアしていますので、飛行機利用も安心です。ただし航空会社の規定次第で“申告が必要”などのケースもあるため、出発前には確認をおすすめします。
旅行・出張で便利なポイント
- ケーブル一体型なので「ケーブルを忘れた!」というストレスが軽減されます。
- 多ポート・高出力モデル(DE‑C77)はノートPCの充電にも対応しており、出張持ちには頼もしい。
- 軽くて薄いモデル(DE‑C64)は観光・日帰り旅行など“荷物を軽くしたい”場面に最適。
キャンプ・災害対策としての実力
容量20,000mAhあるのでスマホ充電回数で3〜4回、タブレットも1回以上という目安。停電時やキャンプ時に“補助電源”として十分頼れます。性能・安全性ともに確保されており、“災害備蓄”用にも候補になりえます。
価格とコスパを徹底解説
Amazon・楽天の最新価格比較
記載の価格としては、DE‑C77:約5,970円〜、DE‑C64:約4,970円〜という目安があります。
ただし実売価格・セール価格・ポイント還元を含めると変動します。例えば価格比較サイトではDE‑C64が5,530円という記録も。
価格重視なら“少しでも安く購入できる時期を狙う”のがおすすめです。
値下がりしやすい時期(セール・ポイント還元)
大容量バッテリーは年度末/新モデル発表時期/大型セール(Amazonプライムデー、楽天スーパーSALEなど)で価格が下がる傾向があります。「旧モデル」扱いになるとさらにお買い得になる可能性もあります。
価格と性能のバランスはどちらが上か?
価格だけ見るとDE‑C64のほうが割安です。一方、性能(特に出力・ポート数)を重視するならDE‑C77の方に“プラスアルファ”があります。つまり「価格重視ならDE‑C64」「性能重視ならDE‑C77」という選び方がわかりやすいです。
購入前に確認すべきチェックリスト
容量・ポート数・重さの優先順位
- 容量:20,000mAhあれば“1日~数日使い”には安心。
- ポート数:複数機器使う人はポート数&同時充電対応をチェック。
- 重さ/サイズ:持ち歩きが多ければ“軽さ・薄さ”も重要です。
iPhoneユーザーかAndroidユーザーか
iPhoneでもAndroidでも使えますが、端末の充電規格(PD対応・USB‑C/Lightning)を確認しておくと安心です。USB‑Aポートを使いたいかも含めてチェックを。
ケーブル一体型が必要か
「ケーブル忘れたくない」「すぐ使いたい」という方にはケーブル一体型は大きなメリット。ただ、ケーブル一体型だとケーブルが本体と同じく紛失できない/断線リスクも少し増える…という側面もあります。持ち運び方・使い方と相談して選びましょう。
保証期間・返品対応の確認事項
購入後の安心のために“保証期間・メーカーサポート・返品可否”を確認しておきましょう。容量が大きい分、長く使いたいアイテムですので「いざというとき」の対応も確認しておくと安心です。
おすすめモデル診断
こういう人にはDE‑C77
- ノートパソコンやタブレットを外出先で充電したい
- USB‐A端末・USB‐C端末を持っていてポート数も欲しい
- より高速充電・将来を見据えた仕様が欲しい
- 荷物少なめだけど、少しだけ重量が大きくても構わない
こういう人にはDE‑C64
- スマホ・タブレット中心でノートPCはあまり使わない
- バッグが小さい/軽さ重視で持ち歩きたい
- 出費を少しでも抑えたい/コスパ重視
- ケーブル一体型の安心仕様があれば十分
迷ったときの選び方(YES/NOチャート)
- ノートPCを外出先で充電したい → YES → DE‑C77
- スマホ+タブレット程度で十分 → NO → DE‑C64
- 複数機器を同時に充電したい → YES → DE‑C77
- とにかく軽くてバッグに収まるモデルが欲しい → YES → DE‑C64
DE‑C77とDE‑C64の違い早見表
スペック比較表
| 項目 | DE‑C77‑20000 | DE‑C64‑20000 |
|---|---|---|
| 価格目安 | 約5,970円〜 | 約4,970円〜 |
| 発売時期 | 2025年10月中旬頃 | 2025年6月頃 |
| ポート数 | USB Type‑A×1・USB Type‑C×1+ケーブル一体型 | USB Type‑C×1(+ケーブル一体型) |
| 同時充電台数 | 3台まで(ただし出力分配あり) | 2台まで |
| 出力 | USB‑C/ケーブル:5/9/12/15V・3A、20V・3.35A(最大67W) P SS対応 | 5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A(最大20W) |
| サイズ(幅×高さ×奥行) | 約69.7×163.5×28mm | 約68×137×28mm |
| 重量 | 約450g | 約390g |
用途別おすすめ早見表
- 出張・ノートPC利用が多い ⇒ DE‑C77
- 日常使い・スマホ多め・軽量重視 ⇒ DE‑C64
- ポート数・機器数が多い ⇒ DE‑C77
- 価格を抑えたい・荷物を軽くしたい ⇒ DE‑C64
結論:どちらを選ぶべきか?
総合評価(性能/価格/安全性)
どちらのモデルも「容量20,000mAh」「ケーブル一体型」「エレコム製」「安全性確保」といった安心仕様を備えており、どちらを選んでも“後悔しにくい”選択肢です。
性能面で見るとDE‑C77の方が上ですが、その分価格も少し上になります。逆に、価格重視・軽量重視ならDE‑C64のコスパが光ります。
あなたに最適なモデルの提案
もし「スマホやタブレットが主。バッグも小さいし、荷物は軽めにしたい!」という方なら、DE‑C64がベストチョイスです。
一方で「ノートPCも充電したい/複数機器を同時に使いたい/性能には少し余裕を持たせておきたい」という方には、DE‑C77の方が満足度が高いでしょう。
購入リンク(Amazon/楽天)
実際の購入はAmazon、楽天、家電量販店などで価格・在庫・ポイント還元を比較してください。セール時期やポイントバックも見逃さないようにしましょう。

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