雨が続く季節や寒い冬、洗濯物がなかなか乾かなくて困っていませんか?そんなときに大活躍するのが、アイリスオーヤマのサーキュレーター付き衣類乾燥除湿機です。中でも「IJDC-P60」と「KIJDC-P60」は、機能も見た目も似ているため、どちらを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
この記事では、この2機種の違いや共通点、実際の口コミまで丁寧に比較しながら、あなたにぴったりのモデルを見つけるお手伝いをします。初めて除湿機を選ぶ方でも安心して読めるよう、わかりやすく解説していきますね。
はじめに:IJDC‑P60と KIJDC‑P60 はどんな除湿機?
人気の理由と選ばれている背景
梅雨や夏の部屋干し、冬季の結露対策など、日本の気候では一年を通じて「湿気対策」が欠かせません。その中で、サーキュレーター付き衣類乾燥除湿機は、洗濯物を風で乾かしつつ部屋の湿気も取ってくれる「1台で2役以上」の便利家電として人気を集めています。特にアイリスオーヤマは比較的手が届きやすい価格帯で、信頼性のある除湿機を出しているので、多くの家庭で選ばれています。
IJDC‑P60 と KIJDC‑P60 は、見た目や型番が似ていることから混同されがちですが、それぞれに強み・特色があります。そして「どちらが自分に合っているか?」を判断するには、違いをしっかり押さえることが大切です。
サーキュレーター付き vs 除湿(基本方式)の違いとは
この2機種はどちらも デシカント式除湿機+サーキュレーター機能付き のタイプです。アイリスオーヤマの公式サイトでも、両モデルが並列に仕様表として紹介されています。 ですので、「サーキュレーター付きで衣類乾燥が得意」という点では共通しています。ただし、モード選択、乾燥時間、おまかせ機能などに違いがあり、その差が実際の使い勝手に影響します。
この記事でわかること(比較・口コミ・選び方)
この記事では、IJDC‑P60 と KIJDC‑P60 の スペック・機能・実際の口コミ・メリット・デメリット をわかりやすく比較します。 最終的には「あなたにとってどちらを選ぶべきか」の判断基準も提示しますので、購入検討中の方には参考になる内容にしたいと思います。


IJDC‑P60 と KIJDC‑P60 の基本情報とスペック比較
IJDC‑P60 とは?|サーキュレーター機能搭載で部屋干しに強い
IJDC‑P60 は、サーキュレーター(送風ファン)付きのデシカント式衣類乾燥除湿機で、室内干しした洗濯物へ風を直接当てることで乾きやすくする設計です。アイリスの公式情報でも、部屋干し・洗濯物乾燥に重点を置いた機能が説明されています。
主な仕様(公式サイトより):
- 定格消費電力:590W
- 定格除湿能力:5.8L/日
- 適用目安面積:木造7畳、プレハブ11畳、鉄筋15畳
- タンク容量:約2.5L
- サイズ:幅 289 × 奥行 247 × 高さ 657 mm
- 重さ:8.5kg
- モード:強・中・弱(除湿/サーキュレーター切替)
- 首振り(送風方向):左右 50°/70°/90°、上下:水平~90°
- 切タイマー:2・4・8時間
このように、部屋干し用途に特化した仕様を持っており、風を当てて衣類を乾かす点を重視しています。
KIJDC‑P60 とは?|静音・省エネ性能に優れたモデル
一方、KIJDC‑P60 は IJDC‑P60 と多くの仕様を共有しつつ、「おまかせモード」 が追加されているなどの利便性を高めたモデルです。アイリスの公式仕様表にも両者が並記されており、衣類乾燥時間等で差があることが示されています。 公式仕様では、衣類乾燥時間が 85分 (条件下)と、IJDC‑P60 の 91分より短縮されている点が注目されています。 価格.com の KIJDC‑P60 の仕様を見ると、基本的な部分(除湿能力、消費電力など)は IJDC‑P60 と同等ですが、左右・上下の送風角度やタイマー機能なども備えており、レビューでは「動作音」に言及されている点もあります。
スペック比較表(除湿方式/能力/タンク容量/サイズ/電力など)
項目 | IJDC‑P60 | KIJDC‑P60 |
---|---|---|
除湿方式 | デシカント式(吸湿材+加熱による除湿) | 同じくデシカント式 |
定格消費電力 | 590W | 590W(共通仕様) |
定格除湿能力 | 5.8L/日 | 5.8L/日 |
衣類乾燥時間 | 約 91 分 | 約 85 分 |
水タンク容量 | 約 2.5L | 同じく約 2.5L |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 289 × 247 × 657 mm | 同じ寸法 |
重さ | 約 8.5kg | 約 8.8kg |
モード切替 | 強/中/弱(除湿・送風切替) | おまかせ/強/弱 |
首振り・風向 | 左右:50°/70°/90°、上下:水平~90° | 同等仕様 |
切タイマー | 2/4/8時間 | 同じく 2/4/8時間 |
発売時期 | 2023年3月(両モデルとも) | 同じく 2023年3月 |
このように、両機種は多くの基本仕様を共有しています。そのうえで、衣類乾燥時間の差 や モード切替の違い、重量差 などが、日常の使い心地に影響を及ぼします。
デザイン・サイズ・カラー展開の違い
- カラー
IJDC‑P60 は アイボリー・ブルーグレー の2色展開です。
KIJDC‑P60 は ホワイト(白)カラーが主な展開です。 - サイズ感
サイズは両者とも同じ寸法(289 × 247 × 657 mm)です。
ただし実際の 重さの違い(IJDC‑P60 が 8.5kg、KIJDC‑P60 が 8.8kg)により、移動時の取り扱い感に差が出ることがあります。
発売時期・価格帯・市場での位置づけ
両モデルとも 2023年3月発売 として紹介されています。
価格の面では、あなたが示された情報(IJDC‑P60:20,463円~、KIJDC‑P60:27,280円~)は、実店舗やネットでの流通価格(セール・在庫状況など)を反映したものと考えられます。また、公式な仕様表には価格は記載されていませんが、家電店・比較サイトでの販売実績では、IJDC‑P60 の方が一般的に安価な傾向が見られます。例えば、楽天市場で IJDC‑P60 は 19,800 円前後で出品されているケースもあります。
KIJDC‑P60 も同様に比較サイトで扱われています。
価格差は機能差(おまかせモード、乾燥時間の短縮など)を反映したものと思われます。
IJDC‑P60 の特徴と使いやすさを徹底解説
サーキュレーター機能で効率よく乾燥できる理由
IJDC‑P60 は、除湿機能だけでなく サーキュレーター(送風ファン) を併用できる点が強みです。衣類側に風を当てて湿気を飛ばすことで、乾燥効率を上げ、部屋干しの時間を短縮します。アイリス公式でも、部屋干し時の乾燥時間が 自然乾燥の約1/6 と紹介されています。
風を当てて動かすことで、衣類の表面にある湿気を拡散・奪いやすくする原理です。そのため、洗濯物が密集しているときや厚手の衣類があるときでも、風を通すことでムラなく乾かす助けになります。
除湿能力と乾燥時間の目安
定格除湿能力は 5.8L/日(室温20℃、湿度60%維持時)です。
衣類乾燥の目安時間は 約 91 分。この時間は「6 畳相当・室温 20℃・湿度 70%」という試験条件下で、洗濯物量 2kg 相当で測定した数値です。
実際の使用環境(温度・湿度・部屋の広さ・気流など)によっては、この時間より長くなることも短くなることもあります。
風量調整・モード切替の便利さ
IJDC‑P60 は 強/中/弱 の三段階モード切替が可能です(除湿・送風切替含む)
また、上下・左右の首振り機能も備えており、左右は 50°/70°/90°、上下も水平〜90°まで角度調整できます。
これにより、洗濯物の位置や高さに合わせて風向きを調整でき、効率よく乾かすことができます。
お手入れのしやすさとタンク容量
タンク容量は約 2.5L。
タンクは引き出し式で、水の排出が比較的簡単という声が多いです。
また、ほこりなどをキャッチするフィルター部分は、定期的な掃除(例えば月に1回程度)が推奨されています。
運転音や消費電力の実測レビュー
アイリス公式では、除湿(弱モード・60Hz 時)で 約 32 dB の静音性を紹介しています。
実際のユーザーの声でも、「本当によく乾く」「部屋干しが速くなった」といった評価が多く見られます。
消費電力は定格 590W ですが、実際にはモードや環境によって変動します。省エネモードや弱モード時は電力を抑える運転も可能です。
IJDC‑P60 のデメリット(重量・動作音など)
- 重量 8.5kg という点は、床から持ち上げて移動したり、階段を運ぶ際には少し重さを感じる可能性があります。
- 乾燥時間が長くなるケースも:設定温度が低い・湿度が高い・洗濯物量が多い環境では、91分を超えることも想定されます。
- 強モード時や風量を高めに設定したときは、動作音が目立つというレビューもあります(静音性は「弱モード基準」での数値であるため)。
IJDC‑P60 はこんな人におすすめ
- 部屋干しを重視する家庭(特に梅雨・冬場の屋内乾燥が必要な方)
- 洗濯物が多めで、風を当てることで乾燥効率を上げたい人
- デザイン性を重視しつつ、手頃な価格で機能重視のモデルを求めたい人


KIJDC‑P60 の特徴と性能を徹底解説
コンプレッサー方式のメリットと向いている季節
まず補足しますが、KIJDC‑P60 もデシカント式 です(アイリスの公式仕様において両モデルは同様の除湿方式)
したがって、コンプレッサー式との比較ではなく、同方式内での性能差 を見る必要があります。
ただ、コンプレッサー式と比べたときの一般的な理解として、デシカント式(両モデル共通)は 寒い季節でも除湿性能が落ちにくい 特性があります。冬場や低温環境でも使える点は強みとなります。
静音設計の実力と夜間使用の快適さ
レビューを読むと、KIJDC‑P60 の動作音に対する指摘があるものの、静音性能を意識した設計がなされているようです。価格.com のレビュー欄でも「動作音」がネガティブポイントとして出てきています。
ただし、おまかせモードを使うことで、不要に高出力運転を抑え、静音性を保つ可能性があります。
省エネ運転と電気代の目安
KIJDC‑P60 も定格消費電力は 590W で、除湿能力も 5.8L/日 と同等です。
省エネ運転は、モード選択や運転時間調整、湿度センサー制御などが鍵になります。「おまかせモード」があることで、状況に応じて効率の良い運転を自動で選ぶ可能性があります。ただし実際の電気代は環境・稼働時間に依存します。
湿度センサー&自動停止機能の活用
KIJDC‑P60 には「おまかせモード」があり、湿度が 55%を超えたときは除湿モード、低いときは送風モードへ自動で切り替えるような制御が働く仕様という情報があります。
この自動制御機能を活用すれば、使い勝手の面で IJDC‑P60 より優位に立つ可能性があります。
お手入れ・フィルター構造の違い
両機種とも基本的には同等のフィルター構造を持つと考えられます。公式仕様でも除湿・サーキュレーター付き除湿機として同じ製品シリーズ内に位置づけられています。([アイリスオーヤマ][1])
ただし、実際にファン部分・送風路・フィルター部の構造やアクセス性に微妙な違いがある可能性があるため、製品を手に取る際にはフィルター掃除のしやすさをチェックすることをおすすめします。
KIJDC‑P60 のデメリット(冬場の除湿力など)
- デシカント式ゆえ、非常に寒い環境では除湿性能が弱まりやすいという傾向はデシカント方式全体に共通するリスクです。
- モード制御に頼る部分が自動モード中心になると、「手動での微調整がしづらい」と感じる人もいる可能性があります。
- 重さが若干重く(8.8kg)なっており、移動時の取り回しで不便さを感じる人もいるかもしれません。
KIJDC‑P60 はこんな人におすすめ
- 操作をなるべく自動化したい人(おまかせモード重視)
- 衣類乾燥時間を少しでも短くしたい人
- 静音性を重視しつつ効率も欲しい人
IJDC‑P60 と KIJDC‑P60 の違いを徹底比較!
除湿方式(デシカント式/コンプレッサー式)の根本的な違い
先にも触れましたが、両モデルとも デシカント式 除湿機です(アイリスの商品仕様表にも並記されています)
デシカント式は、湿気を吸着する材料(ゼオライトなど)を使い、その吸着した水分を加熱して蒸発させる方法で除湿します。この方式の長所は、低温環境でも除湿力が落ちにくい点 です。ただし消費電力が高めで、連続運転時の電気代や発熱面に注意が必要です。
風量・送風角度・サーキュレーター性能の比較
送風方向・首振り角度は両モデルで同等仕様と見られます(左右 50°/70°/90°、上下 水平~90°)
ただし、モードや風量制御のアルゴリズムが異なる可能性があります。KIJDC‑P60 のおまかせモードでは風量制御が自動でなされ、最適な風を割り当ててくれることが想定されます。
乾燥スピード・除湿量の違い
乾燥時間では、IJDC‑P60 が約 91 分、KIJDC‑P60 が約 85 分という差があります。
除湿能力自体は両者とも 5.8L/日 で差がありません。
したがって、実質的な差は「どう効率よく風を当てて乾かすか」「モード選択・制御で無駄を省くか」に現れると言えます。
電気代・静音性・耐久性の比較
- 電気代:両者とも最大 590W と定格消費電力は同じですが、運転モードや制御の賢さで実際の電力消費が変わるため、実使用での電気代には差が出る可能性があります。
- 静音性:公式上の静音性(弱モード・除湿時)は 32 dB として紹介されています。
ただし、強運転時や衣類乾燥モード・風量大のときはノイズ感が出やすいというレビューもあります(特に KIJDC‑P60 に対して「動作音」が指摘されているレビューあり) - 耐久性:構造・方式が共通なので、基本的には耐久性に大きな差は出にくいと予想されます。ただし、モード切替機構や制御回路部分の使用頻度には違いが出てくるため、長年使うときは制御部の設計にも注目したいです。
使用する部屋の広さ・環境別おすすめ
両モデルとも、木造 7 畳、プレハブ 11 畳、鉄筋 15 畳程度が目安とされています。
ただし、部屋が広い・天井が高い・空間が間仕切りされているなどの場合は、サーキュレーターの風が届きにくくなることもあります。そのような環境では、風の到達距離や首振り性能が効くモデル(=送風制御が賢いモデル)が有利になります。
価格・コストパフォーマンス比較表
前提として、あなたが示した価格差(IJDC‑P60:20,463円~、KIJDC‑P60:27,280円~)を前提にすると、以下のような視点になります:
観点 | IJDC‑P60 の強み | KIJDC‑P60 の強み |
---|---|---|
初期投資コスト | 低めの価格帯で手が出しやすい | 高めだが機能差(おまかせモード等)で価格差を正当化できる可能性あり |
乾燥速度 | 標準的な乾燥性能を発揮できる | 約 6 分程度の乾燥時間短縮が実現可能(条件下) |
使い勝手 | モードはシンプル(強・中・弱)で扱いやすい | 自動モードで使いやすさを追求できる |
コスパ | 欲しい機能が揃っていれば十分 | 機能追加分をどう評価するかによる |
価格差が大きい場合、その追加分の価値を「使いやすさ」「短縮時間」「静音性」などで回収できるかが選びどころになります。
デザイン・使いやすさ・設置性の比較
カラー展開で好みが分かれる可能性があります(IJDC‑P60:アイボリー・ブルーグレー)
使いやすさにおいては、KIJDC‑P60 のおまかせモードがポイントです。「操作をあまりいじりたくない」「自動で最適化してほしい」という人には有利でしょう。
設置性(大きさ・重さなど)はほぼ同等ですが、移動頻度が高い場合は軽めの IJDC‑P60 の方が取り回しは楽かもしれません。


実際の口コミ・レビューから見える評価
IJDC‑P60 の高評価ポイント(速乾・サーキュレーター効果)
- 「本当によく乾く」「部屋干しの時間が短くなった」など、乾燥スピードに満足する声が多く見られます。
- サーキュレーター付きという点が評価され、「風が当たることでムラなく乾く」という体験も報告されています。
- 操作がシンプルで扱いやすい、という意見もあります(モードが少ない分、迷わず使えるという観点)。
KIJDC‑P60 の高評価ポイント(静音・省エネ・コンパクト)
- 価格.com レビューでは、サーキュレーター機能や静音性に対する評価が見られます。
- 「スリムで邪魔になりにくい」という声もあり、部屋に置いた際の圧迫感を抑えられる点が評価されているようです。
- おまかせモードによる自動制御を好意的に評価するレビューもあります。
共通して評価されている点(除湿力・信頼性)
- 両モデルとも 除湿力・衣類乾燥能力 には概ね満足する声が多く、湿気対策としての基盤性能が信頼されているという印象です。
- ブランド・アフターサービス面でもアイリスオーヤマ製という安心感を挙げる声も少なからずあります。
口コミから見える不満点・改善希望点
- 強運転や高風量モード時に「動作音が気になる」という声。特に静かな部屋や夜間使用時には音が目立つとの指摘もあります。
- 乾燥時間が思ったより長かった、という不満も一部にあります(条件によって差が出るため)
- タンクの排水や掃除のしにくさを指摘する声もあり、お手入れ性を向上させてほしいという声も見られます。
Amazon・楽天のレビュー傾向まとめ
楽天市場などでは IJDC‑P60 の出品数が多く、レビュー数も多めで平均評価も比較的高めです。
KIJDC‑P60 に関しては出品もレビューもやや少なめで、目立った高評価・低評価というよりは「使い勝手の部分で好みが分かれる」印象があります。
どっちを選ぶべき?失敗しない選び方のポイント
梅雨時の部屋干し重視ならどっち?
部屋干し重視なら、乾燥速度・風当て性能 が鍵になります。
- KIJDC‑P60 は条件下で IJDC‑P60 より約 6 分ほど早く乾かせる仕様となっており(85 分 vs 91 分)
- ただし実使用環境ではこの差が縮まったり逆転したりする可能性もあるため、風向き調整性能 や 首振り角度 などをしっかり使えるかどうかも見ておくべきです。
結論として、「とにかく早く乾かしたい」「洗濯物を多く干す家庭」なら KIJDC‑P60 にやや優位がある可能性があります。
電気代・静音性を優先するならどっち?
- 電気代面では両者同じ定格消費電力なので、モード制御(弱運転/おまかせ運転)が効く KIJDC‑P60 にわずかなアドバンテージがあるかもしれません。
- 静音性重視なら、強運転では音が出やすいことを覚えておきつつ、弱モード運転時の音 をチェックすることが重要です。
一人暮らし・家族世帯でのおすすめタイプ
- 一人暮らし・洗濯量が少なめ の場合:十分すぎる性能の IJDC‑P60 でコストを抑える選択肢が有力
- 家族世帯・洗濯量が多い 場合:乾燥スピードを少しでも上げられる KIJDC‑P60 の方が余裕をもって使える可能性
設置場所・使用目的別おすすめ早見表
使用目的・環境 | 優勢モデル | 理由 |
---|---|---|
部屋干しメイン | KIJDC‑P60 | 乾燥時間短縮+おまかせモード制御が有利 |
夜間・静音重視 | IJDC‑P60 | モード操作を抑えて静音運転しやすい |
コスト重視/初購入 | IJDC‑P60 | 初期価格が抑えめ |
自動運転重視 | KIJDC‑P60 | 湿度センサー制御・おまかせモードが活きる |
移動頻度高い部屋 | IJDC‑P60 | 若干軽めで取り回しが楽 |
長期使用時のコスパとメンテナンス性を比較
長年使うことを考えると、コストパフォーマンスは 故障リスク・部品交換・清掃負荷 によって大きく左右されます。
- より複雑なモード制御を持つ KIJDC‑P60 は、制御部の故障リスクが若干高まる可能性
- フィルター掃除・タンク排水が簡単であれば、長期的に使いやすい
- 保証・アフターサポートもチェックしておきたい


購入前に知っておきたい Q&A
Q1:サーキュレーター付きとなし、どちらが乾きやすい?
サーキュレーター付きのモデル(この2機種も該当)は、洗濯物に風を当てることで水分の蒸発速度を上げる効果があります。風を当てるかどうかで、乾燥時間が変わることが多く、特に厚手の衣類や室内干し条件でその差が出やすいです。
Q2:冬でも使える?除湿力に差はある?
はい、デシカント式モデルは比較的低温下でも除湿力が落ちにくいため、冬期でも使いやすい特徴があります。ただし、非常に寒い状態や室温低下が激しい環境では除湿力も落ちる可能性があるので、その点は念頭に置いておきましょう。
Q3:電気代の目安はどれくらい?
定格消費電力 590W が基準ですが、実際の電気代は以下の要因で変わります:
- 使用モード(強・弱・おまかせ)
- 運転時間
- 部屋の温度・湿度条件
- 室内の断熱性・気流環境
たとえば、1時間強モードで使うなら 0.59 kW の消費電力 × 1 時間分の電気料金、という計算が基準になります。ただし実際には弱モードや制御モードで消費量が下がることもあります。
Q4:フィルター交換は必要?
基本的には「交換」ではなく「掃除」で対応する機種が多いです。定期的にフィルターを掃除し、ほこりを除去することで性能を維持できます。ただし長年使うと劣化する部品が出てくる可能性はゼロではありませんので、交換可能部品の有無や入手性もチェックしておきましょう。
Q5:静音モードは本当に静か?
「弱モード・除湿運転」で公式には約 32 dB をうたっています。
これは図書館より静かなレベルと言われています。ただし、強運転時・衣類乾燥モードなど高負荷運転では音が目立つことがあります。夜間や静かな部屋で使いたい場合は、弱モード運転が実用的な選択になります。
まとめ|IJDC‑P60 と KIJDC‑P60 の違いを一言で言うと?
違いの要点まとめ(方式・静音・風量・価格)
- 方式は両者とも デシカント式
- 乾燥時間は IJDC‑P60:91分、KIJDC‑P60:85分
- モード切替は IJDC‑P60 が 強/中/弱、KIJDC‑P60 が おまかせ/強/弱
- 重さは若干異なり、IJDC‑P60 の方が軽め
- カラー展開も異なる(アイボリー・ブルーグレー vs ホワイト)
- 価格差が生じるため、コスパと使い勝手のバランスが選ぶポイント
コスパ重視なら?性能重視なら?
コスパ重視 なら、基本機能がしっかりしていて価格が抑えられている IJDC‑P60 が良い選択肢になる可能性が高いです。
性能重視・使いやすさ重視 なら、KIJDC‑P60 のおまかせモードやわずかな乾燥時間短縮が有利になる可能性があります。ただし、それが実用上の差になるかどうかは設置環境や運用方法に左右されます。
どちらを選んでも後悔しないポイント
- 使いたい部屋の広さと洗濯量を基準に選ぶ
- 風の通り・送風調整性能を重視する
- 静音性や夜間使用を考えるなら弱モード性能を重視
- 長期使用を見据えたメンテナンス性・部品入手性も確認
今後のアイリスオーヤマ除湿機の進化にも注目
技術が進むにつれて、除湿効率、センサー制御、静音性、AI制御などの面で改良が期待されます。今回の IJDC‑P60/KIJDC‑P60 を比較することで、自分にとって必要な「次世代モデル」の選び方の基準も持てるようになるでしょう。


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